日記

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ニューヨークに出していた作品が帰ってきました。

ニューヨークのブックフェアに出していた作品が帰ってきました。

 

結果は、半数以上が売れ、中にはサンプルまで完売しまった本もありました。
真夜の旅人の限定本も、紀伊国屋書店用のサンプルを残して完売してしまいました。

 

さらには「さよなら カヤン。」をはじめ大きめの作品も売れ、「エスムルブ紀行文2」もサンプルまで売れてしまったらしく手元に帰ってきませんでした。

 

どれも1冊あたりが決して安くない作品ばかりなのですが、それでもこうして完売まで出てしまうとはアーティストブックというものが潜在的に望まれていることを感じます。

 

私の作るアーティストブックは手製本のため、数量が常に限られ、しかも分厚い本も多く、作るのにとても時間がかかります。
読むテンポを構成するので、読むのにも時間もかかります。


たくさんの人に読んで欲しいのですが、そんなものなのでいつも一部の方ににしかご提供出来ません。

 

 

いまやインターネットの普及で、良いお話はそれこそ履いて捨てるほど(それも無料で読める!)あります。

ツイッターではそれこそ何万リツイートもされながら多くの人気を集めたいろんな作品が滝のように流れてきます。

そのどれも分かり易いし、パッとすぐ内容をつかめる作品ばかりです。見れば面白い。

 

 

だというのに、お金を出していただいてまで買っていただいているという事実をとても重く感じております。

 

「本当にいいもの」と思っていただいたものは、何万もの「無料でいつでも読めるけど、自分にとってどうでもいいもの」に勝るのかな思いました。

 

そうでなかったら、1冊50$もする手作りの本を買う人がいるとは思えません。

どうでしょうか。

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