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「最後のヒラエス」冊子版完成!!

ついに完成しましたー!!

 

2018ヒラエス01

 

新作「最後のヒラエス」!!

 

 

その前に、あけましておめでとうございます。

年明けからも忙しく動き回っていたら風邪を引き、そこから気管支炎になってしまいましてしばらく療養をしておりました。

本年も何卒、よろしくお願い致します。

 

 

さて!

 

こちらの作品、今回の新宿の紀伊国屋書店南口店6階&恵比寿の絵本屋さん「ちえの木の実」さんに出品する作品でございます。

 

2016年10月から描きはじめ、原稿が完成したのが2017年10月。

完成までに1年もかかってしまいました。

 

中身は一部ですがこんな感じ。

 

2018ヒラエス02

 

2018ヒラエス03

 

2018ヒラエス04

 

「とある海沿いの町に育った姉妹兄弟たち。

彼らは成長して、そしてあの日がやって来る。」

という、東北を舞台にした現代の物語です。

 

本になったものを見たとき、正直本当に少し泣いてしまいました。

 

物語自体はフィクションですが、実際に見た私の生まれ故郷「歌津」の風景。それも、写真に残せなかったもう今は無い思い出の風景を綴じ込めることが出来たからです。

そしてこの物語の半分は実際に私が経験した実体験です。

 

原稿は一枚一枚独立させながら描いたのですが、それを横並びになって「本」になった時の空間の広がり。

 

今は無い故郷のあの風景が立ち登って来るようでした。

そして、あの凄まじい日々が全然違う角度を持って表れて来るようでした。

 

 

今回の製本は実験を兼ねているので、紙が薄く場所をとらないようになっております。

しかし、完成した本を見たとき「あ、これはもっとハードカバーでちゃんと作った方がいい作品だな」と思いました。

 

 

この本を、もし出来ることなら歌津の人に見て欲しい。

あの風景を。

残せなかった風景をせめてもの形で封じ込めたこの作品を。

本当に私は非力で。

こんなことしか出来なかったけれども。

 

もっと描きたい。

まだ覚えていることがあるから。

 

 

今回の展示では、新宿と恵比寿に同じこの作品を持って参ります。

今回、展覧会のコミッションフィーが少し高いので、作品の価格を高くつけざるを得ませんでした。

読まれるだけでも結構ですので、この本を見ていただけたらと思います。

(本のお買い求めの場合は、どちらかというと新宿の紀伊国屋書店さんの方が楽かな?)

 

 

1月20日、土曜日から1月28日まで。

 

新宿と恵比寿でよろしくお願い致します。

 

 

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