2013年7月19日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
オシロイバナが咲き始める季節となりました。
夕暮れになると一段と香り立つこの花は小さい頃から身近に植わっていて、
外遊びから帰ってきた夕方になると、その寂しくなるような切ない香りをふりまくのでよく覚えています。
オシロイバナは不思議と、昼間にはまったく香りません。よほど鼻をこすりつけても、夕方に感じるあのあまく切ない香りはそんなにしないのです。それが、いつも不思議だなあと首を傾げています。
種を割ると、「オシロイバナ」の名の通りおしろいのような白い粉が出てくるそうなんですが、なんだか次の年にもまた咲いて欲しくて、一度も割ったことがありません(笑)。
この時期、夕方にオシロイバナの咲く道ばたで、ぼんやり花の香りに夢想に耽っているのが何よりも幸せです。
オシロイバナはずっとむかしの、遠く切ない夕暮れの香りがします。
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