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今日わたしが なんて思ったか。

 今日わたしが、なんて思ったか。

 

 先週展示会が終わり、奇妙な疲れがやってきました。

 体を酷使したので休んだら治ると思っていたのですが、どうも何日経っても心の底から「スッキリした!」とならないのです。

 こういうときは、一日中なんにも。そう、PCにも携帯にもテレビにもラジオにも新聞にも触れずに、いま一番思いたいことをじっくり思おう。そう考えて実行しました。

 それで出て来たのが、最初の一文。

 

 「今日わたしが、なんて思ったか。」

 でした。

 

 

 思えば、かなりそれをおざなりにして見ないように過ごして来たと思います。

 と、いうより考えてる時間がありませんでした。

 常に「間に合わない。間に合わない。早くしなきゃ、置いていかれる。早く何かしなきゃ。」という感情に怯えていましたし、本当に自分の感じている事柄よりも、周りからどう見られているかそればかり考えていました。

 それは、なにが起きるか分からないお仕事に飛び込んで、誰かの気持ちにとても敏感になってしまうことが主な理由なのですが、心配のあまりついいろいろと考えてしまって、ああだこうだシュミレーションしてしまうのが一番の原因です。

 

 日々なんとか過ごして生きながらも、結果として「本当に自分が何がしたくて何考えているのか」いつの間にかわからなくなってしまう。

 そんな感覚でした。

 

 急いでしまうのはあのことから3年経って、日々在りし日の姿からかけ離れていく、大切な場所のことが頭から離れないのも理由のひとつですが、実はこのことはそれよりずっと前。

 大学に入ったばっかりの頃からそうだったような気がするのです。

 

 

 わたしは、実はとても慌てん坊です。

 すごくよく焦ります。

 焦って早合点してよく周りにも迷惑をかけましたし、慌てて駆け出して車に轢かれそうになった事もありました。

 そのくらい、実は焦り屋です。

 

 そしてものすごく負けず嫌いなので、立派な方を見ると「よし!負けないぞ!わたしもそのくらい出来るように頑張る!」と思ってやってしまいます。

 そういう人がすぐそばにいれば切磋琢磨して高め合うことが出来るのですが、そんな時ばかりではありません。

 身の回りに目指す人がいなくなってしまうとき、いろいろと新聞だの雑誌だのテレビ、ネットだのを読んでいて、ついつい自分と比較してしまうのです。

 「ああ、この人はこんなに努力してるのにわたしは…。」とか。「みんなすごい成果をあげているのに、自分はまだまだここまで到達していないなあ…。」とか。

 こう見られたい。ああ見られたい。そんな思いがもたげて来て、そうでない自分を心のなかでコテンパンにこき下ろしている。

 そういうことがよくありました。というか、大学時代はしょっちゅうでした。5年間はそういう思いがいっぱいでした。

 心が元気な時は跳ね返してエネルギーに出来るのですが、そうでない時は自分で自分を追いつめてしまいます。

 ひどくなると誰もそうは言ってないのに、ダメな自分に後ろ指を指されているような気分になってしまいました。

 

 

 早く。早く何とかしなければ。

 置いていかれたくない。なんとかしないとダメになってしまう。

 焦りを。そんなに好きでもないものまで手に入れて消そうとしてしまう。

 とにかく動き回って考えないようにしてしまう。

 

 その結果が、この奇妙な疲労感なんだと感じます。

 

 

 でも、本当に尊重しなければならないものって、なんでしょう。

 それは、焦りとか、不安とか、そういうものとかを無理矢理押さえ込んだり誤摩化したりして生まれては来くるのか。

 それはやっぱり違う気がしました。

 

 

 今日わたしは、なんて思ったのか。

 

 今自分は何を考えたのか。

 

 ひとに嫌われたくなくてそれを押し込むより。

 無理をしてまで誰かについていくより。

 それをちゃんと言ったほうがずっと素敵だと。

 

 それをちゃんと、向き合って表現する事が自分にも周りにも必要なんだと思いました。

 

 自分が何が好きで、何を愛して何がほしいのか。

 

 わたしが何したいのか。

 今度からこのダイアリーも、「今日わたしが、なんて思ったか」と向き合う場としてやっていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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