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明日から博多です

こんばんは。

 

とうとう博多へ旅立つ前夜です。

今回は今までと違って荷物を予め何回かに分けて先に送ったため、明日の荷物が少なくて何だか優雅です。(今まではこの前夜が一番大変でした。学習した…!)

 

出張も含めてこのような形の展覧会はもう6回目になるでしょうか。

作品を発表出来る機会をいただけることは当たりまえのことではありません。

皆様のお目に触れられるところへ出させていただける機会をいただいていることは、大変にありがたいことでございます。

 

 

そう思ったのはある役者さんのブログの記事を読んだからなのでした。

 

 

私もたまに観に行く舞台にお出になられている役者さんで、ご自分で劇団を旗揚げし、公演をされていたそうです。

その劇団がつい先日に解散となりました。その顛末を書いた記事でした。

 

現状の劇団がただ自分たちにとって居心地の良い場所になってしまって、お客様に喜んでいただけるような作品を作れていない。そう思って、リーダーが思い切って解散に踏み切ったそうです。

小さな劇団でしたので、所属している役者さん方はまだまだこれからな方々でした。皆、役者をしながらアルバイトで食いつないでいるようでした。

そういう生活は、私達の仲間もそうですがどこか「作家」と似ています。

フリーの方もそうですが、そういう活動をするにはまず「居場所」を作ることから始まります。

居場所がない。自分で何かしなければならない。何かしなければ誰にも会えない。役者をしていなければ自分が何なのかわからない。そしてお金もない。

そんなギリギリの精神状態の中で、自分たちの「居場所」を求め、そして、それが出来れば現状をキープするので精一杯。現状に甘えてしまう。

 

それではいけない。自分たちにとって演劇は「仕事」なのだから。

だから、みんなにもっと上へ行って欲しい。そのためにもここに居ては行けない。

 

メンバー一丸となって作品を作り上げていく難しさ。

綱渡りのような生活の中の真理。

 

そんなものを垣間みて、思わず我が身を振り返りました。

 

こうして博多をはじめ水戸、そして東京界隈、さらにはニューヨークにまで作品を出させていただけるのは普段から応援して下さる皆様のお陰です。

皆様からの「アンサー」、時には姿無き「応え」が想いも寄らないタイミングで起こることで、私は支えられてきました。

本当にそれは皆様のお陰なのです。

 

 

だから、こうして発表の舞台をいただけることもまったくもって当たりまえのことではないと考えております。出したくても出せない人も大勢居ますし、やりたくても出来なかった人もたくさんいらっしゃる。

だからこそ明日からまたいっぱいいっぱい楽しんできたいと思うのです。

 

絵は、楽しいものです。「fun」というか、奥が深い、興味深い、面白い、「interesting」といった意味で。

楽しい時は楽しく、哀しい時は哀しく、どんなときにも人生を支えてくれる物知りで深みのある老練な親友みたいな感じです。

 

誰かと居る時には、おもいっきり楽しみたいです。

 

ということで、明日からまた博多でやって参りたいとおもいます!

 

帰り次第またレポートしますね!

では6月まで、いましばらく!

 

 

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