2013年9月11日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
震災から2年半が経ちました。2年半。長いでしょうか。短いでしょうか。
私にとっては、この2年は1週間のようでした。自分でも頭をかしげてしまう程、「あれ?このことって2011年だっけ?2012年だっけ?」とよく記憶が混合してしまいます。2年間の境がなくてずっと繋がっているみたいです。
でも、ひとつだけよく思い出せることがあります。
それは「虹」です。
2011年は虹の多い年でした。
避難先の鳴子に初めて言った時も虹が掛かりました。歌津へ帰省したその帰り道、東北道でも虹が掛かりました。帰るたびに何度も何度も虹を見ました。
極めつけは、2011年の5月に掛かった虹でした。鳴子の避難先にお手伝いに行って山の中を車で走っていた時、突然空の中、雲が七色に色付きはじめ、やがて時を追うごとに濃くなり、消えない虹となって2時間近く上空に輝き続けました。それはそれは、本当に信じられない光景でした。
後で知ったのですが、その日南三陸町志津川で津波などで亡くなられた方の合同慰霊祭が行われていたそうです。
それを聞いて「そうか。だからか〜…。」ととてもしっくりきました。
記憶の中にあるだけで、たしか2011年は5回以上虹を見ました。
虹を見る度に、私は亡くなられた方が見守っていてくれるような気がします。
みなさんが「ちゃんと見ているよ。」と言っているような気がしてなりません。
どうか。これからも私たちを見守っていて下さい。
写真は、2011年4月に鳴子で初めて見た虹です。
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