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「もういいです。」

アンパンマンの生みの親、やなせたかしさんがお亡くなりになったとのニュースを耳にしました。

 

やなせさんは私のある種「指針」でした。

アンパンマンを描いたのは実は40を超えてからということ。

それまではとてもご苦労をされたこと。

 

実は遅咲きだったやなせさんの人生のお話は、道を焦る私に強く響きました。

あれは、いつだったでしょう。
深手を負って切迫していたころ、本屋さんでふとやなせさんの書かれた絵と詩を目にしました。
タイトルも、詩の内容もおぼろげですが、たしかこんな感じでした。
「 神様 / ぼくになにかやるべきことがあるなら / 生かして下さい / ないようでしたら もういいです。 」
その「もういいです。」という、あっけらかんとした言い切りがやけに印象的でした。
と同時に、生きている自分にはまだ「やるべきこと」があるんだと感じ「なんでもいいからとにかく生きなければ。」と遮二無二走る原動力となりました。
この詩は不正確で恐らく本当の文体やレトリックは違んだろうなあと思われますが、これから原本を探しにいきたいと思います。
「やるべきこと」なんていまでもわかりません。
でもあの時あの詩を目にしたとき感じた、「もういいです。」と思える瞬間。
それまでは、なんとしてでも生きなきゃ。
そしたら、きっと変われるかもしれない。なにもかも。
そう思ったことが鋭利な宝石のように、心のなかをチクリと突き刺しながら光リ続けています。道を照らすよう。
お目にかかったことはないけれど、やなせ先生。
本当に本当に、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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