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格好いい人は皆 本を読んでいた。

本を買いました。

 

本を読みたくて。

1月は目の回るような忙しさだったので、ちっとも本を読めていなかった事に気が付いたのは、1月の家計簿をつけている時でした。

毎月何冊か購入しているのですが、1月は全然買えてなくて。

 

思えば本をよく読むようになったのは20〜25歳くらいでした。

 

どうしてかというと、心の底から格好いいと思える人が、本をたくさん読んでいたからです。

 

その人の生き様に触れて、憧れて、その人が触れていた世界に行ってみたくて、私は同じように本を読みはじめました。

普段自分が好んで読むようなジャンルだけでなく、片っ端から気になったタイトルのものは全部。

 

その頃は本当に自分の将来や自分がこの先どうなるかが不安で不安でたまらない時で、誰も行った事の無い道なき道をひとりで歩いているような心境でした。

 

その闇夜の行く道を照らし、行くべき道の道標となってくれたのが、憧れの先人たちでありました。

 

先に闇夜を歩き、道なき道を歩いて来た先輩たちの生き様を感じて、暗中模索して。その模索の中に、本を読むという事がありました。

 

 

小さい頃、口を酸っぱくして大人たちは「本を読め」といってきました。

「なんで?他にもやりたいこといっぱいあるもん」とその時は思っていたのですが、いやはや、このことに関しては本当にその通りで。

 

本を読むと、考えるのです。

深く自分と。

 

あのとき、100冊近く読んだでしょうか。

正直難しすぎてよく分からなかったり、全然頭に入って来ない本もありました。

でも、自分の体に通った言葉は、まるで雨が地中に吸い込まれ濾過されて清き湧き水となるように、思わぬところで自分から湧き出して助けてくれるのです。

 

彷徨い惑いどうしたらいいか分からなくなったとき、人はたくさん本を読むと言います。

本の中に書かれた言葉から何が今の自分に引っかかって、何が琴線に触れて、何が深く染み込むのかを見極めるために。

そこに悩みの解決の糸口を見出すために。

 

本を読むという事は、自分の足で歩いて、自分の感覚で問題を見つけ、自分の答えを出す。つまり自立して生きることなんじゃないかなあと思います。

 

だから、格好いい人たちは皆、本を読んでいるのではないかと。

その人たちは、傷ついたり悩んだりしたから本を読み、自分で考えて、自分で行動して、それが自分の道になっていった。

それを私は格好いいと思っているのかもしれません。

 

 

今、読んでいる本は吉田篤弘さんの新刊「台所のラジオ」と「古今和歌集」です。

久々に本屋さんに行ったら偶然吉田篤弘さんの新刊が出ていて、喜び勇んで購入しました。この本は、ゆっくり時間をかけて丁寧に読んで参りたいです。

古今和歌集は、美しい響きの言葉に触れたくて購入してきました。「詠み人知らず」の歌が多く、名もなき人の歌が美しいです。

 

まだまだ欲しい本がたくさんあります。

明日もまた、本屋さんへ行ってみましょうか。

 

 

 

 

 

 

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