日記

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サンダーバードについて

こんにちは。本日もダイアリーへお越し下さいまして本当にありがとうございます。

 

先日録画していた「シャーロック」を観て、一瞬ではまってしまった安井です。

海外ドラマが大好きな友人から兼ねてよりお話は伺っていたのですが、海外のドラマに全然明るくない私までも一撃でかなぐり倒すとは恐るべしベネディクトさん…!動いているところを観てみたら即刻KOでしたよ友よ…。何で私はもっと早く見てなかったんだろうね!!本当に素晴らしいね!!

 

 

イギリスの作品は作り込みが素晴らしいと言いますがこの「シャーロック」で、シャーロック・ホームズの部屋の中を観ていたら私は何かあるものが頭のなかに浮かんできました。

 

それは、おなじイギリスで60年前に生まれたマリオネット・アニメーション、「サンダーバード」でした。

 

 

なんとなく、そのものすごい作り込まれてるところがとても似てるのです。お話の毛色は全然違うのに(笑)。

そういえば去年のこの時期はサンダーバードばっかり観てました。

 

もともと私は、小さい頃からサンダーバードに夢中でした。元々家族が好きで観ていたのですが、一緒に観ていてすっかりはまってしまったのです。

女の子でそういう人は珍しいかもしれませんが、秘密基地や正体を絶対ばらさないようにしながら活動するシーンなど、「もしかしたらどこかに本当にこんな人いるんじゃないか?こんな仕掛けあるんじゃないか?」と思わせてくれるこのお話が私の現実を楽しく彩ってくれました。

 

そのころから絵が好きだった私は、必然的に(たまに)ちょっとサンダーバードの絵を描いたりしてました。

ですがどうしても出来ない事がありました。

それは、「隊員の顔を描くこと」でした。

 

お話の主役とも言えるメカは、それなりに形を描けばなんとからしく見えるのですが、正直「顔」はそうはいきません。ましてやあんなリアルな人形の顔など— 。本当はそれが一番描きたかったのに!

 

そんなことで、それから20年くらいずっとそのことを忘れておりました。

 

それを、去年サンダーバードのDVDを観ながら思い出したのです。

「あ。もしかしたら今なら描けるかもしれない—… 。」

 

そう思って英語の単語にまみれていたスケッチブックに(もともと英語の勉強でサンダーバードを原語版で観ていたので。)ジャストな場所で一時停止をかけて画面を止め、隊員の顔をじっくり観察しながら描いてみたらこれがなんといけるではありませんか!

びっくりするくらい楽しくて!!

 

それまで、実はリアルな人物の顔を描くことに苦手意識を持っておりました。

もともと漫画から絵を描いていたのでリアルな顔の人物に対して「どう切り込んで行っていいかわからない。」という感じだったのです。

ですが、この事を契機に一気にそれが晴れ、「どうやってそれをやったらいいか」という積年の悩みを解く事ができたの出来ました。

まさかこんなきっかけとは自分でも思いませんでした…。

 

この「サンダーバード似顔絵日記」のお陰で、私は精神的に絵の幅がぐっと広がってとても楽になりました。

(といってもそれを超えた先にさらに難しい問題が山積してるのですが・笑)

 

本当に、サンダーバードよありがとう…!

 

 

これより以下、そのサンダーバード日記のちょっとした抜粋です。

描いてみて分かったことや改めて鑑賞して「!?」と思ったことなど記録されております。

 

長いです。

 

非常に個人的な内容でもありますが、これで「どんな内容なんだろう…。」と思って下さるお若い方が増えたら幸いでございます(笑・本当に、身近な若い方で語れる人がいないので…。)

 

サンダーバードスケッチ3

 

スコット=トレイシー 1号パイロット。26歳

5人兄弟の長男。

非常に冷静で、クールな線の鋭い面差しが特徴なのだが、時たまかわいい私服を着て登場することが。パジャマも、妙に可愛かった。また、冷静で感情的になることはめったにないが鼻歌をうたいながら帰投するなど、要所要所で「!?」と思わせてくれるような意外な一面を発見。

一番多く私服を持っている。少なくとも、作中では6〜9着あった。

スコットとバージルを描き分けることが一番難しかった。


ジョン=トレイシー 5号、スペースモニター担当。25歳

5人兄弟の次男。
彼の顔は他の兄弟に比べ彫りが深くなっている。比較的描きやすく、アンド石膏像の「マルス」に似ている。髪型は弟ゴードンと同じの金髪左横分け組。

赤い鮮やかな服など、一見奇抜に見えるがこれ以上ないくらいに彼にぴったり似合っていて服装も見逃せない。

それにしても9ヶ月のあいだ、暇な時はなにをしているのだろう。


バージル=トレイシー 2号パイロット。24歳

5人兄弟の真ん中、3男。顔は、スコットに似ているが眉が太く目元も少しトロンとやわらかい。バランスを崩すと一気に似なくなってしまうので、一番難易度が高い。男前なのに!

敵機と間違われて誤爆されるシーンが、わたしはすごく好きでたまらない。あの時のスコットとのやり取りにいつもじーんとしてしまう。


ゴードン=トレイシー 4号パイロット。潜水技術士。22歳

5人兄弟の4男。顔の骨格が父ジェフにそっくりで、すこし角張った顔と下がった眉がポイント。改めて観ると鷹揚で明るく、かつ大胆。目の前で大ワニが人を襲ってるところを見てるのに、ワニいっぱいの川へ潜水服いっちょで潜りにいったシーンは度肝抜かれた(笑)。だ、だいたん!!ほんとに大丈夫なのか!?

ジョンと同じく金髪。髪が乱れたところがたまらなく好き。


アラン=トレイシー 3号パイロット。宇宙飛行士。21歳

5人兄弟の末っ子。顔は、バージルと基本変わらない面立ちで、「ベビーフェイス」ということで比較的描きやすい。このふたりは、物語には登場しない亡くなったお母さん似なのだそうだ。お母さんってどんなひとだろう。

ヒョウ柄の私服で登場して来たときは、かなりびっくりした。

一話だけアランの服をバージルが着ていた。(ように見えて実は違う服なのかなあ。)



ブレインズ  エンジニア。メカニック開発担当。25歳

科学者。サンダーバードマシンの生みの親。

日本語版では、大泉滉さんの吹き替えが素晴らしくて!!現場での科学的な指揮のために2号によく同乗する。その際のバージルとのやりとりがたまらなく大好き。特に、太陽反射鏡のおはなし(日本語版)は光を放つ。

この人は本当に描くのが難しかった…。大きなメガネに隠された目が一番のポイントでした。

 

…なんて…。(照)

 

ではまた…!

 

 

 

 

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春の色

ナスパ01

 

4月になりました。辺りはもう春一色です。

 

前の更新からやや間が開いてしまいご心配をおかけ致しました。

展覧会が終わってから、火照った頭をゆっくり休めつつ、様々な資料集めをしておりました。

行きたくて行きたくてたまらなかった展覧会へも行きましたし…(この展覧会のお話は後日後述いたします〜。)!

盛りだくさんでした!

 

一定の間、頭をしっかり休めることで、慌てていた心や沸騰していた思考回路をメンテナンス出来たように思います。

 

 

さて、3月の個展「あるとつくにの物語」におきまして、お客様から「エスムルブ紀行文の人物設定や世界についてもっと知りたい」というお言葉をいただきました。

こちら是非、近日中にこのホームページ中に「エスムルブ設定資料集」みたいなコーナーを設けたいと思っております。ですが、ちょっと開設まで時間がかかりそうなので、ただいまツイッターアカウントで、実験的に登場人物や世界観の覚え書きをしております。

 

アカウントは

 

↓↓↓

@haruna738

 

となります。

ご興味ございましたら是非ご覧下さいませ!

今回の写真の絵もそちらに投稿したものです。

なんてことのないこともかなり呟いております(笑)。

 

もちろんツイッターよりも充実した内容をこちらで掲載予定です!

また、コーナー開設時はこちらにてお知らせいたします!

 

 

今、目下「シャーロック」にはまってしまっているところです(笑)

土曜日よ早くこい…!!(笑)

 

 

 

 

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今日わたしが なんて思ったか。

 今日わたしが、なんて思ったか。

 

 先週展示会が終わり、奇妙な疲れがやってきました。

 体を酷使したので休んだら治ると思っていたのですが、どうも何日経っても心の底から「スッキリした!」とならないのです。

 こういうときは、一日中なんにも。そう、PCにも携帯にもテレビにもラジオにも新聞にも触れずに、いま一番思いたいことをじっくり思おう。そう考えて実行しました。

 それで出て来たのが、最初の一文。

 

 「今日わたしが、なんて思ったか。」

 でした。

 

 

 思えば、かなりそれをおざなりにして見ないように過ごして来たと思います。

 と、いうより考えてる時間がありませんでした。

 常に「間に合わない。間に合わない。早くしなきゃ、置いていかれる。早く何かしなきゃ。」という感情に怯えていましたし、本当に自分の感じている事柄よりも、周りからどう見られているかそればかり考えていました。

 それは、なにが起きるか分からないお仕事に飛び込んで、誰かの気持ちにとても敏感になってしまうことが主な理由なのですが、心配のあまりついいろいろと考えてしまって、ああだこうだシュミレーションしてしまうのが一番の原因です。

 

 日々なんとか過ごして生きながらも、結果として「本当に自分が何がしたくて何考えているのか」いつの間にかわからなくなってしまう。

 そんな感覚でした。

 

 急いでしまうのはあのことから3年経って、日々在りし日の姿からかけ離れていく、大切な場所のことが頭から離れないのも理由のひとつですが、実はこのことはそれよりずっと前。

 大学に入ったばっかりの頃からそうだったような気がするのです。

 

 

 わたしは、実はとても慌てん坊です。

 すごくよく焦ります。

 焦って早合点してよく周りにも迷惑をかけましたし、慌てて駆け出して車に轢かれそうになった事もありました。

 そのくらい、実は焦り屋です。

 

 そしてものすごく負けず嫌いなので、立派な方を見ると「よし!負けないぞ!わたしもそのくらい出来るように頑張る!」と思ってやってしまいます。

 そういう人がすぐそばにいれば切磋琢磨して高め合うことが出来るのですが、そんな時ばかりではありません。

 身の回りに目指す人がいなくなってしまうとき、いろいろと新聞だの雑誌だのテレビ、ネットだのを読んでいて、ついつい自分と比較してしまうのです。

 「ああ、この人はこんなに努力してるのにわたしは…。」とか。「みんなすごい成果をあげているのに、自分はまだまだここまで到達していないなあ…。」とか。

 こう見られたい。ああ見られたい。そんな思いがもたげて来て、そうでない自分を心のなかでコテンパンにこき下ろしている。

 そういうことがよくありました。というか、大学時代はしょっちゅうでした。5年間はそういう思いがいっぱいでした。

 心が元気な時は跳ね返してエネルギーに出来るのですが、そうでない時は自分で自分を追いつめてしまいます。

 ひどくなると誰もそうは言ってないのに、ダメな自分に後ろ指を指されているような気分になってしまいました。

 

 

 早く。早く何とかしなければ。

 置いていかれたくない。なんとかしないとダメになってしまう。

 焦りを。そんなに好きでもないものまで手に入れて消そうとしてしまう。

 とにかく動き回って考えないようにしてしまう。

 

 その結果が、この奇妙な疲労感なんだと感じます。

 

 

 でも、本当に尊重しなければならないものって、なんでしょう。

 それは、焦りとか、不安とか、そういうものとかを無理矢理押さえ込んだり誤摩化したりして生まれては来くるのか。

 それはやっぱり違う気がしました。

 

 

 今日わたしは、なんて思ったのか。

 

 今自分は何を考えたのか。

 

 ひとに嫌われたくなくてそれを押し込むより。

 無理をしてまで誰かについていくより。

 それをちゃんと言ったほうがずっと素敵だと。

 

 それをちゃんと、向き合って表現する事が自分にも周りにも必要なんだと思いました。

 

 自分が何が好きで、何を愛して何がほしいのか。

 

 わたしが何したいのか。

 今度からこのダイアリーも、「今日わたしが、なんて思ったか」と向き合う場としてやっていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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3年

 3年が経ったらしいです。

 おかしなもので、3年という気がしません。

 2年くらいにしか感じられません。

 

 そして、目を閉じれば。

 また戻れば。

 

 あの町はまだ、あそこにあるような気がしてしまうのです。

 

 おかしいでしょうか。

 

 でも、そのくらい。私の血の中にはあの世界の記憶が深く流れています。

 コインくじでコインを当てた高瀬商店も、お菓子を買いにいったタイシュウも、ケーキを買いにいった朝日堂も、BBQの肉を買った肉の渡辺も。

 盆踊りをした歌津駅前も、ウタツチップを交換しにいった商工会も、仙台銀行の建物も、冒険しにいった第一防波堤も。伊里前保育園のあの砂場も。

 

 花火を買いにいったケンズも、よく夕飯の買い出しに着いて行ったウジエも、初めて車を運転したときに車庫入れしたサンポートも。

 

 なにもかもなにもかも。

 わたしの中から消えません。

 

 

 3年が経ちました。

 そして、あの世界の大切なひとを、とうとう見送ることとなりました。

 

 なんとなく、節目を感じました。

 心が壊れてしまいそうで、振り返る余裕もなく死に物狂いで走り続けたあの頃から、私は今、変化を感じています。

 

 描きたいものがあるのです。

 

 それがいつお目にかかれるかはまだ分からないのですが、必ず。必ず描き上げて、皆様の御前に掲げたいと思います。

 

 

 本日、「Snow&Blue」と「リラとルミナ」をギャラリーのART BOOKSコーナーに全話公開致しました。

 あの頃の、狂いそうになりながら藁にもすがる思いで描き、生きていた頃を思い出します。

 

 今生きていられるのも、すべて、私を支えて下さっている人々がいるお陰です。そして、植物や、動物。様々ないのちに、自分のいのちも支えられているんだなと、考えるようになりました。

 生きていることは、本当に素敵です。

 今はもう会えなくても、出会えた大切なものひとつひとつ。絶対に忘れません。

 それをすべて描き切るまで。

 

 どうか、生き切れますように。snow11

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ギャラリー椿GT2 個展③

 2014年個展「あるとつくにの物語」展。

 

 本日、とうとう終了致しました!!

GT2_12

 最終日は土曜日で休日という事もありまして、最初から最後まで本当にたくさんのお客様が足を運んでくださいました。

 会って嬉しい久しぶり!な方や、いつもお世話になっているお客様や、初めてお目にかかるお客様まで本当に楽しくてそして刺激的なひとときでした。

 わたわたしてしまって、うまく話せなくて本当に申し訳ございませんでした…!

 本当に、皆様にお目にかかれて大変恐縮です…!

 

 中でも、今日は午後にとてもたくさんのお客様がお見えになられて、目の前で作品を買っていただくという場面に遭遇する事が出来ました。

 もう、有り難いやらなんやら頭がいっぱいでとにかくお礼を言う事しか出来ませんでした。

 本当に、ありがとうございました!!

 

 また、今回展示させていただいた「エスムルブ紀行文3」へのご感想等もいただけて、本当に嬉しかったです。

 登場人物の解説などが見たい、そういう点ももっとあれば分かりやすいし、さらに物語に入り込める。というアドバイスをいただき、これからの具体的な指針になりました。

 

 GT2エスムルブ

 必ず実現させます。

 

 また、今日は本当に昔から一緒に活動してくれる仲間たちがたくさん見にきて下さいました。

 彼ら一人一人から、本当に勇気をいただいた気がしました。

 本当に、ありがとう!みなさん一人一人とお茶を飲みながらゆっくり話したかったです。

 

 GT2_14

 本当に沢山の方にお会いする事が出来て、とても緊張しましたが、楽しくてあっという間の一週間でした。

 

 今回初めてギャラリー椿GT2での展示でしたが、皆様に支えられて無事盛況のうちに幕を閉じる事が出来ました。

 本当に、皆様のお陰です。

 ご高覧下さいました皆様、ギャラリーの皆様、家族、友人、お荷物運んでくださった運送屋さん、そして、私を支えてくれた故郷の町。

 

 感謝の気持ちでいっぱいです。

 本当に、素晴らしい時をありがとうございました。

 

 

 また、この場所で展覧会をしたいと思います!

GT2_13

 またどうか、その時は再びお会い出来ますように!

 

 明日から新しい一日が始まります。

 新しい場所で、新しい舞台で。

 ここでいただいた様々なものを武器に、がんばっていきたいと思います!

 

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