日記

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JAPANESE YOUNG ARTIST’S BOOKS FAIR_8thへ向けて

2014 NYブックフェア

こんにちは。

本日もダイアリーへお越し下さり誠にありがとうございます。

 

本日ようやくまたひとつ作品を送り出すことが出来ました。

 

こちらは、今月2014年2月27日〜3月11日にニューヨークで開催されます「JAPANESE YOUNG ARTIST’S BOOKS FAIR_8th」に出品する作品の小包です。

ニューヨークミッドタウンにある「KINOKUNIYS BOOKS STORES」、そしてアートブック専門店「Printed Matter」などで同時開催される、日本の若手作家のアートブックを紹介する展覧会です。

 

私もここ最近の数年間、毎年こちらに出品させていただいておりまして、ことしで確か8回目です。

 

毎年この時期は修羅場なのですが今年は特に修羅場でした!

作品を送り出せてとてもホッとしております。

 

もしもニューヨークへ参ります方などいらっしゃいましたら、どうぞご高覧下さいませ。

詳しいお店やプロジェクトにつきましてはこちらをご参照下さい!

↓↓↓

http://www.peppers-project.com/topbooks/topbooks.html

 

どちらも素敵なお店です(特に、ミッドタウンにあるKINOKUNIYA BOOK STOREは中に「ザイヤ」という日系カフェがございまして、そこのパンはとても美味しいです。前にニューヨークに行った際はそこでパンを買い込んで一週間の食事にあてていました(笑)。)

 

そして今回ニューヨークに出品した作品から、ある変化を加えさせていただきました。

後日、そのことを別途ご報告出来たらと考えております。

 

さあでは!次なる舞台へ参りたいと思います!

 

 

 

 

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雪と多摩美受験の大合戦

大雪がふりました。

昨日は本当にすごかったですね。

昨日一日は、2014年2月5〜7日にコラボレーションで出展のお手伝いをさせていただいた東京ギフトショ—の激戦の余波で、家でずっと休養しておりました。

東京ギフトショ—は面白かったです!勉強になりました!

 

さてしかし昨日一日の雪の凄まじさといったら!!

私は昨年の2013年1月14日の大雪の日に、とある演劇を見に行くがてらあの凄まじい吹雪に見舞われたので、昨日は外を見ながら「スゴイなあ…」と思っていたのですが、今回はそれを軽く上回ってくる勢いでした。

しかも昨日は多摩美のグラフィックと彫刻の入学試験!!

もう心配で心配でたまりませんでした。

 

多摩美のある八王子は東京でも有数の豪雪地帯(?)で、しかも多摩美の校舎自体も丸ごと山に沿って建てられているので山あり谷ありで足をとられます。

そんななかを美大受験生は、大きなカルトンやら絵の具セットやら筆洗器やらが満載のキャリーを引きずって決戦の地へ赴くのです…!

あのキャリーを濡れないようにビニールで防備するのも大変ですし、なにより多摩美まで無事辿り着けたのか…!

私も受験生時代ものすごい大変だったので昨日はずーっとそのことを考えておりました。

 

多摩美以外にも多くの大学がいま入試を迎え、昨日一日は本当に大決戦の日だったんだろうなあ。と想像致します。

もちろんまだまだこれから受験シーズン本番ですが、たくさんの受験生の方がみな無事に力を発揮出来ることを願います。

今日は、晴れましたが、まだまだ凍った路面のスリップ事故も多そうです。

気をつけて外出したいと思います。

 

 

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2014年3月の個展用DM刷り上がりました!

個展用DM写真

 

 

 YOUNG ARTIST’S BOOKS FAIR_8thの勢いもさめやらぬまま。来る3月3日〜8日に開催の個展のDMが印刷所から刷り上がりました。

 今回は、作品の部分に「M家のあと」という作品を使用してみましたがいかがでしょうか。

 今日、この度展示をさせていただきますギャラリー椿様のところへDMをお納めさせていただきました。

 

 日程等、詳しく決まって参りましたので近日中に「NEWS」コーナーに情報をアップしたいと思います。

 これからまた新しい作品を作らなければ!!!

 では!いってきたいと思います!

 

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YOUNG ARTIST’S BOOKS FAIR_8th無事終了しました!

 遅くなりました!

 

 YOUNG ARTIST’S BOOKS FAIR_8th無事終了致しました!

 今回は25日にお店番をして立っていたのですが、お知らせを見てご来場して下さいました方や、久しぶりにお合い出来た方などおおくの驚きの出来事がございました。

 遅くなりましたが、本当にありがとうございます!

 

 また新しい作品でも頑張りたいと思います!

 

 作品のご感想などもお待ちしております。

 

 さあ!次の仕事へレッツゴーです!

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「エスムルブ紀行文3」につきまして

 エスムルブ紀行文13

 

 

 YOUNG ARTIST’S BOOKS FAIR_8th。

 始まりまして4日経ちました。

 いかがでございますでしょうか。

 

 いつもいつもこの展示会は年初めの一番最初、1月にありましてとても緊張致します。

 大学1年生の頃から出続けているのでこれでもうかれこれ7年です。

 いつもこちらでは「アートブック」ということで物語の本を出させていただいております。

 お話を作ったり考えたりすることが好きなので、この展覧会は一番力が入る展覧会のひとつです。

 

 

 このたびこちらでは「エスムルブ紀行文3」という作品を出させていただきました。

 今回はこの作品ついて、そして、すこし個人的なことについて筆を執らせていただきたいとおもいます。

 

 

 この作品は、今まで10数年間以上描き続けている「エスムルブ」シリーズの一環です。

 

 2012年11月に個展をした際、お客様からあり難いことに「エスムルブの続きが読みたい。」と仰っていただけました。

 とても嬉しかったのですがその時私は、生まれ故郷南三陸町を襲った東日本大震災の大津波のショックがまだ抜け切れず、苦しい悶々とした日々を過ごしておりました。

 しかし、なんとかしてまた書きたい。

 本当に描きたいのはそれなんだ。

 と私は思っておりました。

 だから、なんとしてでも描きたかったのです。

 

 そんな時、浮かんできたのは昔、子どもだった頃。

 家族みんなで歌津へ帰省したときの思い出でした。

 

 夏の日差し。

 稲の薫り。

 蝉の声…。。

 兄弟や従姉達との冒険の日々。

 

 そんなものが浮かんできました。

 

 「めちゃくちゃになってもいい。

 とりあえずこの気持ちを形にしてみよう。」

 

 そう思い、「帰省」というテーマを掲げ、この物語を描きはじめたのは去年。2013年10月でした。

 

 この物語を描くことで、気付かされた点がいくつかありました。

 それは、家族のことでした。

 

 家族の人生。

 家族の思い出。

 自分が知らないだけで、そこにはとても濃厚な物語が秘められていることをこの作品を描きながら感じておりました。

 

 それがいつの間にか表れてしまったのがこの物語の影の主人公、ナスパの祖父カヤンです。

 最初はそうするつもりは全くなかったのですが、描き進めるうちに何故かそうなってしまいました。

 旅人として苦悩し、迷い、誰かと出会い家族になって、そして悩める後進たちを見守っていく。

 

 知らない間に、物語はそう導かれておりました。

 

 カヤンにはモデルがいます。

 それは、南三陸に住んでいた私の祖父です。

 

 いろんなところに連れて行ってくれた祖父は明るく、いつも前を向いて私たちを見守ってくれました。

 多くの苦労に見舞われながらも本当に強くて、家族や人をおもう人でした。

 性格こそかなり違えど、それはカヤンに色濃く反映されております。

 

 子どもの時こそ気付いていなかったのですが、私たちは祖父のその優しさに包まれて育ちました。

 昔から帰省する度にそれを感じ、そのことにどれだけ救われてきたか分かりません。

 私は「エスムルブ紀行文3」でカヤンに向き合う度にそう感じるようになりました。

 

 私は多分、自分が思っている以上に私の祖父のことが好きだったのかもしれません。

 

 この物語のテーマ「帰省」。

 帰省したときのほっとした気持ち。

 流れる時間のゆるやかな差異。

 子どもだった頃の思い出と、これから未来へ向かう充電期間。

 

 

 「エスムルブ紀行文3」は、まだまだ未熟な部分がたくさんある作品です。

 ですが、もっともっとこの作品を描き続けたい、そう思っております。

 

 今はもう死んでしまった人が生きていた証。

 薄皮一枚の生者の世界のうらに隠された広大な本当の世界。

 もっともっと深めて、ナスパや、カヤン。そしてイナフエを通じて、いろんな物語や世界を伝えていけたらなと思います。

 

 もし、店頭にお出でくださいましたら、どうぞそっと彼らの物語をひと覗きしていただけたらとても幸いです。

 

 最後までお読み下さり誠にありがとうございました。

 ブックフェアは26日まで開催されております。

 どうぞ、お越し下さいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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