安井春菜ウェブサイト
2014年、 ボールペン 水彩色鉛筆 SOLD OUT
夕暮れの風が吹く。それは、忘却の彼方に置き去りにしていたものまで思い出させる。 そこはかつて万人の場所だったのに、今やそこを心で見えるものしか来ることが出来ない。 彼は感じる。自分の背にもたれかかる草木の精霊の存在を。 それはかつて、誰しもが感じることが出来た存在だった。