日記

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計り知れないもの

本当にびっくりした。

 

今年3月に新宿で「MIND MAP」というグループ展をしたのだけれど、

いま働かせていただいている仕事先の先輩がその直前に同じ会場で個展をなさっていた。

 

 

いやまさか。

 

 

もちろんその時には今の仕事場で働いているところなんてカケラも想像出来なかった。

 

けど。

 

そんなことってあるのか。

 

なんであのとき見に行かなかったんだろう。

いや、それは自分もちょうどギャラリー椿さんで個展をしていたから体力的に無理だったかもしれないけど(笑)。

でも。

行けばよかった。

たとえその時はその人のことを知らなくても。

 

 

ご縁というのは、人智を超えている。

 

一週間違いですれ違っていた私たちが、その後同じ環境で仕事をするなんて誰が予想したろう。

 

私はこれまで自分のことで精一杯で周りのことに気が付かずにいた。

こんなびっくりした偶然に。

身近な人がじつはすごいひとってことにも。素晴らしさにも。

全然気付かずにいた。

同じ場所でお茶を飲んでご飯を食べていたのに。

 

 

 

でもこれからは。

 

そのことを大切にしたい。

 

私たちの運命には常に計り知れないものが働いていることに。

 

 

実は身近にいるひとってすごいんだ。

ホントに尊敬する人ばかりなんだ。

 

 

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美しいひと

おや?

 

と思った。

その人の鞄を持った時に。

 

 

私は外仕事に行く日が週に必ずあって、その度にその先で様々な先輩方にお世話になっている。

その鞄を持たせていただいた時もそういう日だった。

 

鞄はたぶんその先輩の通勤用の鞄で、いつも使われているものだった。

その先輩は男性なので鞄も男性用のあの四角くてちょっと長方形型のあんな感じだ。

 

たまたま荷物が多い時だったので私が先輩に渡そうと他の荷物と一緒にまとめてその鞄を手に取ったのだ。

 

 

そのとき。

何故だろう。

とてもその鞄が「美しい。」と思った。

 

その鞄がとても高級品であるとか、アンティークで使い込まれているとか、ブランドバッグだとか、そういうことではない。

 

何故だろうと考えた。

すると分かった。

 

 

ものすごく「その人」に似合うのだ。

 

簡素で、清潔感のある空気が、鞄の持ち手を取った時に伝わってきた。

とくに余計なものも入っていないスマートなフォルム。重み。

メッシュでカーキ色のカラー。

 

それが「その人」が携えると本当に同化するようにぶら下がっている。

それは本当に美しかった。

 

 

アイテムとは、本来そういうものではないだろうか。

 

 

ブランドもののバッグを下げている人はたくさん見かけるが、私は「あ。似合ってる。美しいな。」と思うことは残念ながらあまりない。

持ちたいものを持つのがそれは一番であると私は思う。

しかし「美しいか」という基準に立ったとき、やはり一番「いいな」と思うのはそれが本当にその人に似合うかどうかだと私は思う。

 

みんながつけているからとかトレンドだとか。

高いものを身につけてないとみんなに馬鹿にされるとか、安物を身に着けてると運がよくならないとか。

コロコロ変わる他者の思惑に乗せられるより、「似合う」「美しい」という唯一無二の価値観を持つこそが、一番その人が人生をたくましく生き延びることができるこつなのではないこと私は思う。

 

おそらくその先輩はそんなこと考えてその鞄を選んだのではないと思う。きっと機能的にもいいし一番実用的だったんだと思う。

 

でもその日私はそんなことを思いながらその鞄を提げた先輩の後ろ姿を見送っていた。

その姿は美しかった。

 

 

 

 

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真夜の旅人 〜【6-⑥:夢】〜

 

真夜の旅人11

 

【夢】の章はこれでおしまいです。

カヤンの見た夢の意味とは…?

 

(つづく)

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真夜の旅人 真夜の旅人 〜【6-⑤:夢】〜

 

真夜の旅人10

 

(つづく)

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リアルな夢

最近見たリアルな夢です。

 

 

どういうわけか妊娠をしたという衝撃の事実が発覚。

 

結婚もしていないのに妊娠で焦る焦る。

 

でも、お腹の命を守ると肝は据わっており、まずどうしたらいいのか。出産にはいくら必要なのか。とかいう現実的なことを考え、周囲には何と伝えるか、どのように伝えれば動揺させないかということをかなり具体的に考えておりました。

 

非常にリアルだったので、目が覚めてから「ああ、夢だったのか…。」となんかグッタリした夢でした。ドキドキです。

 

 

さらにこんな夢も。

 

「真夜の旅人」でもおなじみのカヤンが夢に出てきました。

 

一緒にてくてく歩いていると、見慣れない町に。ひなびた感じの郊外の雰囲気です。

そのまちでなんとカヤンは別邸を持っていたのです。(旅人なので家はない人なのですが。)

 

なんとその町ではカヤンはカヤンではなく「植物学者」としての顔を持っていて、全然違う名前で別の人生を送っておりました。

「ぼくが『カヤン』ってことはこの町の人には秘密だよ。」

とカヤンは目で私に訴えました。

 

 

この夢も何故か妙にリアルでした。

自分が描いているお話の登場人物なのにこんな設定がついてくるなんて一体何故…?

二重生活なんてちょっとドラマチックですね。(もちろん実際のカヤンには今このような設定はないのですが…。でもおもしろいかも。)

 

 

ちなみに妊娠する夢は「クリエイティブな力」「なにか新しいものを生み出す」という暗示でもあるそうです。

 

 

最近やけに印象に残る「よーく覚えてる夢」を見ます。

面白いのはそのまんまお話に出来そうなので、またメモっておきたいと思います。

 

 

 

 

 

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