2014年7月21日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
俺は英語辞書。ハンディタイプだ。
今日はさらに俺の話の続きだ。よかったら聞いてくれ。
さて、通訳を探しはじめたコイツのもとに救世主が現われた。
それは、「エスムルブ紀行文3」「Snow&Blue」「リラとルミナ」の文章英訳を一手に引き受けてくれたHさんだ。
Hさんのお力をかりてコイツはポルトガルのコレクターさんとやり取りを始めた。
目標は注文された作品のお代を受け取り、その品物をポルトガルへ送ること。
なんたって、教科書には載ってない言葉のやり取りになる。「振込」とか「国際郵便」とか「アカウント」とか通じる言葉がどれかわかんねー!ってなる。
しかしそもそもポルトガルにものを送るにはどうしたらいいんだ?その注文のお金をどうやって受け取ればいいんだ?
とりあえずヤツは「海外からお金を受け取る方法」と「外国にものを送る方法」の2つを勉強しはじめた。
日本ならありとあらゆる宅急便屋さんがあるけど、そういうのって外国だとどうなんだろーな?俺は英語辞書でも日本生まれだからわかんねー。こんど洋書の奴らにも聞いてみっか。
こーいう細かいことってな、実際に身に降り掛かってみないとわかんないもんなんだよ〜。やっぱりどんなに文明が進歩してもその土地に行かなきゃ分かんない。分かんないことがわかんない!おい洋書、俺にも教えろよ。
しかし2つ目の「外国にものを送る方法」はワリとすぐ分かった。郵便局だ。
郵便局では国際郵便を扱っている。そいつを使えば値段次第で追跡もしてくれっから万が一「とどいてナイ」って時も安心ってもんだぜ。
他にもいろいろあんだろうけど、時間が無いから今回はコレ!てことで決めた。
それで大体の送料が分かるからようやく本交渉が出来る。
そっからがもうドキドキの連続さ。
「どう言われるだろう?」
「なんて返って来るだろう?」
「失礼にあたってないかな?」
とか。
メールボックス開くたびにドッキドキなコイツを画面のそばで見てて悪いがちょっと面白かったぞ。そんなにびくびくしなくてもいーんだって!
Hさんのご協力もあってやり取りはうまくいった。(Hさん本当にありがとう。本当にありがとう。)
そいでとうとう、具体的にどうするかがちょっとずつ決まってきたんだ。
おい洋書、今度紀伊◯屋書店の洋書売り場におまえの姉ちゃん来てるぞ。ご挨拶に行け。
(つづく)
2014年7月14日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
俺は英語辞書。ハンディタイプだ。
さて、今日はまた俺の話の続きだ。よかったら聞いてくれ。
さて、英語からっきしのコイツの所にある日突然英語のメールが来たことは話したっけな?
それも、ポルトガルから。
ヤツは慌てた。
「なんだ!?なんかマズいメールでもきたのか!?」
普段英語と何の接点も無いヤツからすると英語のメールは相当ビビる代物らしい。
しかしヤツもちったあ学習能力を効かせて英語の読みくらいは出来るようになってる身。
ビビらないでじっと見てみたんだ。
そしたら、こう書いてあった。
「私はポルトガルのブックコレクターです。
あなたの『トラベラーズノートブック』の2巻、3巻を持ってるんだけど、1巻はありますか?」
と。
ヤツは慌てた。また慌てた。
トラベラーズノートブックっていうのは、『エスムルブ紀行文』なんだ。
英語能力に乏しいコイツがニューヨークの2013年MoMA PS1のART BOOK FAIRに出品する際に英訳に苦労し、自分の出来うる限りの英語力で苦肉の策として付けたネーミングだった。
考えた。この名前をつけて展示販売したのはそれと2014年のニューヨークのYOUNG ARTIST’S BOOK FAIRのみ…。
つまりこのコレクターさんはそのどっちかで買ってくれてポルトガルに持ち帰ってくれたことになる!
瞬時にヤツの頭は回転した。
エスムルブ紀行文の1巻はある。あれは製本が大変で今はあまり増やしてないけどちょうど一冊だけある。送れる。送ってあげたい。わざわざ連絡してまで聞いてきてくれたのだから!
しかし、どうやって…?
日本国内ならまだしも、海外との直接の作品のやりとり。
ヤツにとっては初めての経験だった。
しかし相手が待っている!
相手がいる限り立ち止まっていられない!
ヤツは奮起してまずは通訳をしてくれる人を探しはじめたんだ。
(つづく)
2014年7月4日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
2014年第3回クリエイターEXPO東京本日無事に終わりました!
会場に足をお運び下さいました皆様。
ビラをお受け取り下さいました皆様。
本当にありがとうございました。
今回もたくさんのお話を伺うことが出来まして本当に楽しいあっという間の3日間でした。
両隣のブースの方には大変お世話になり、チラシの段ボールが届かなかった時に対応してくれた宅配便のおにいさんには丁寧に対応していただき、全然違う分野のクリエイターさんからは本当にいろいろと勉強させていただきました。
お関わりをいただきましたすべての皆様へ感謝の念に堪えません。
誠にありがとうございました!
いまのところ予定ではありますが、一応来年も出展することにいたしました。
その時までにもっと自分を磨きたいと思います。
それではどうか…
See you next year!!(また来年!)
(次は英語辞書のお話がつづきますよ…!)