日記

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2015年 帰省旅行その②

こんにちは。

 

いろいろあってしばらくしていたら何と今日で8月終わり!

 

えええ〜。

早いもんです。

あの8月のうだるような暑さはどこへやら、最近はめっきり涼しくなりましたね。

 

 

さて今日は8月半ばの帰省旅行に逆戻り!

続きをお送り致します。

 

ではつづきは…、お墓参りに行ったとこでしたね!

 

2015歌津夏12

 

こちらは私のほうではなく、いとこのほうのお墓から見た志津川の町のあったところの風景。

 

私が何気なく、

「見晴らしがいいなあ。」

と言ったらいとこが、

「もとは見えなかったんだけどね、海。」

と言われその時はっと『ああそうか。この下もいっぱい家があって町があったんだよな。』と当たり前の事に気が付きました。

 

その頃にも来ておきたかったな。

 

2015歌津夏13

 

そんなお墓の片隅にこんな看板が。

よっぽど腹に据えかねたんですね。

なんか面白い言い回し。

 

2015歌津夏14

 

さあ、ここからはちょっとした用事で宮城県内陸にドライブしに行きました。

海沿いは気温22℃という8月半ばにしては天国のような涼しさだったのが、内陸は30℃という真夏の暑さ。

う、うだる…!しかし見晴らしは最高!

 

2015歌津夏16

 

伊豆沼という大きな沼の蓮畑。

これを見ると「帰ってきたなあ〜…」と思いますやっぱり!

 

2015歌津夏17

 

近くの田んぼには白鷺の姿が。

この鳥を見るととある方を思い出します。

 

2015歌津夏18

 

みんなが揃えばやっぱりお寿司です!

 

2015歌津夏19

 

さて翌日です。

この日は湯治にいく祖母を送りにみんなで岩手へ。

 

2015歌津夏24

 

到着!

山の上はなんといい天気!

雲と空のコントラストが眩しい。

 

2015歌津夏25

 

そのへんからすごい温泉が湧いております。

触ると温かい。

 

2015歌津夏23

 

川のように見えますがこれも温泉。

近寄ると温かいし実は湯気立ってます。

 

2015歌津夏27

 

帰省旅行もあと2日。

明日は生まれ故郷歌津を散策してこよう。

 

2015歌津夏28

 

滞在最終日。

この日は伊里前をじっくり見たくて半日ほど散歩をしておりました。

写真は歌津、伊里前の神社「三嶋神社」からの一枚。

まずお参りしてから、いつもの場所でパシャリ。盛り土が盛ってるなあ〜。昔あそこは及新商店とか床屋さんとか、金物屋があったんだぜ。

 

2015歌津夏30

 

どうしても海と向き合いたくて第一防波堤へ。

第一防波堤すごく高くなりましたね。元の倍くらい大きくなったんじゃないでしょうか?

 

あいにくの小雨がちらつくお天気でしたが、丸2時間はここでぼーっと海を見ておりました。

 

あんなことになってしまってもどんなことになってしまっても海はやっぱり好きです。

 

2015歌津夏32

 

帰りがけこんなもの見つけました。

 

かぼちゃ。

 

どこに成ってると思いますか?

 

実は…

 

 

2015歌津夏33

 

じゃん!

生け垣の上にかぼちゃが!(くりっくすると写真が大きくなります〜)

 

さあ明日はついに関東に帰る日だ!

 

2015歌津夏34

 

旅立ちの日。

 

スカーっ!と晴れて、しかも風が心地よい!

こっちはもう秋です!

 

BRT気仙沼線の駅に向かいます。

 

2015歌津夏35

 

かつてはこの向こうに橋があってそこを通って志津川に行けました。

 

しかし今は、この先に行っても橋が落ちていて行き止まりなのです。切ないなあ。

 

2015歌津夏38

 

着きました。

 

私の愛する歌津駅。

 

しかし、ここにはもう列車はやっては来ません。

JR東日本は鉄路での気仙沼線の復旧を断念するという知らせを聞きました。ここにまた列車が来る事が、もうないという事でした。

 

覚悟はしていたつもりだったのですが、やはり改めて聞くと落ち着かない気持ちです。

 

やっぱり、元には戻らないんだなあ…。

 

 

そんなことも洗い流すように、空は綺麗で山は全然変わらない緑をそよがせていました。

 

人間の作ったものは脆いなあ。

山も川も空も全然びくともしないのに。

 

 

たとえ元に戻らなくても、私は見届けねば。

 

私たちは、昔の町も知っていて、これから町になって行く場所も全部知っている世代になるんだから。

 

伝えねば。

 

その時に。

「こういう人が生きていて、こういう町並みがあって、あのときはこうだったんだよ」

って。

そういうのって子どもから煙たがられちゃうんですかね?

 

でも、それは何かで伝えます。

 

それが、亡くなっていった人のことも亡くなった町にまた命を吹き込むことだから。

彼らから託された大切なものだから。

 

 

2015歌津夏39

 

そんなことを思いながら、帰りの新幹線で牛弁当を食べるのでした。

 

 

さて、9月はニューヨークのアーティストブックフェア!

目下制作中でございます!

 

年明けには個展と、さらにまだお知らせできないのですがいろいろと控えている事があります。

 

それらの機会でここで学んだことが行かせるよう、やって参りたいと思います!

 

 

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2015年 帰省旅行その①

涼しい夜になりましたね。なんだか秋を感じる夜です。

夏ももう後半。

みなさまはどちらにお出でになられましたか?

 

 

私は、ちょうどお盆にかけて田舎である宮城に帰省してきました。

何枚か写真があるので、ちょこちょこっと日記にまっとめますね〜。

 

 

2015歌津夏01

 

行きの新幹線。

先日放送していたマツコの知らない世界で放送していたとり飯です!

 

…いやいつもはらこ飯(鮭といくらののったもの)か鯵寿司なんですが、テレビで見てめっちゃ食べたくなって!

今回東京駅から出たのですが、あの駅弁屋「祭」で買おうとしたら同じ事を考えている人がものすごく多くて、溢れる人混みに負けて断念。いつものちっこい駅弁屋に行ったらあった!という始末でした。

 

2015歌津夏02

 

おおいなる北上川です。この日はちょっと曇り空だったかな。

私の田舎は宮城県の歌津というところなので、ここからさらに海沿いに向かいます。

 

2015歌津夏03

 

帰ってきました〜南三陸町。ここは志津川です。

電柱の影になってますが防災庁舎です。

 

志津川は盛り土が進んでなんだか全然違う場所になってしまったように感じられました。驚きでした…。この件はまた詳しく。

 

2015歌津夏04

 

志津側から進んで清水浜。前方に見えるのは気仙沼線の高架橋。

線路が流されてからそのままになってます。

これすら無くなってしまったら私は…正直かえってショックですね。

 

 

刻一刻と表情を変える沿岸部。帰る度に風景が変わります。

しかし、どんなに変わり果ててしまってもここは私にとって思い出の場所であり、大切な場所。

 

親戚達に会えるのも、みんなで集まるのも本当に楽しみ!

 

ということで親戚のいる歌津を目指して進みます。

 

 

2015歌津夏05

 

翌朝。

うおーいい天気!

 

2015歌津夏07

 

祖母の手作りまんじゅうをいただきます。

 

今日は午前中お墓参り三昧をすることになっております。

 

 

2015歌津夏08

 

その前にいとこが出ている野球大会で彼の勇姿を見学。いいねいいね〜!

 

2015歌津夏09

 

私の親戚の住んでいる仮設住宅団地には、何故かいつからか「その年流行った」ゆるキャラが立ち並ぶようになりました。

 

今年は「ジバニャン」と「ウィスパー」さんが…。

木の陰に隠れちゃってるけど、ジバニャンなんかくし刺にされてるみたいでは(笑)。

 

ささ、そんなこと言ってないで墓参りです!

 

まずは私たちのほうのお墓に行ってから、次はいとこの親戚のお墓のある志津川へ。

志津川は歌値から15キロくらい離れた隣りの町で、大体車で15分。津波が来る前はウジエスーパーやサンポートといったお店があって買い出しといったら志津川だったのですが、今はそれがまだありません。せめてウジエが復活してくれればな〜…、、遠くまで買い物に行かなくてもよいのですが、どうなったのかなあ。

 

志津川は嵩上げの盛り土もどんどん積み重なっております。

 

2015歌津夏10

 

再び、防災庁舎。

 

もうあんな位置まで土がきております。

 

IMG_0873

 

ちなみに、これが震災前の志津川の写真です。

右から2番目の白い建物が防災庁舎…だと思うのですが。すみません、志津川の生まれではないのではっきりとした事が言えなくて…。

 

2015歌津夏11

 

真横から見るとこんなにも土が積み重なっております。

 

好きな場所が変えられていく、というのは、やっぱり今でもまだ堪え難いところがあります。

それは次の世代のためとか、次津波がきても安全なように、といった理性と、それでは抑えきれない言葉にできないものとの間で今もせめぎ合い続けております。

この事については、いまだにずっと心に積み重なって答えが見つかりません。

 

でも、見守る事をしたい。

せめてどうなっていくか、見届けなければなりません。

 

志津川にくるといつもそういったことを考えます。

 

そんなこんなでこちらのほうのお墓にも到着。お墓参りです。

 

 

そんな後半戦は、また後日にお届けしたいと思います!

では今日はこのへんで!

 

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真夜の旅人 【⑧-7:写真家ヨーク】

真夜の旅人24

 

今語られるヨークの過去。

 

先週は田舎である歌津に帰省しておりました。

その時下書きしていた原稿です。

まだあともう一枚あるので早いうちに書き上げねば。

 

そして、この8月で真夜の旅人を連載開始してから1年になりました。

 

塵も積もればと申すもので物語もだんだん溜まって参りました。そのうちこれを何らかの形にする予定でございます。

 

いつも見て下さってありがとうございます。

完結まで今しばらくお付き合い下さいませ。

まだ当分かかりそうです…!

 

(つづく)

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真夜の旅人 【⑧-6:写真家ヨーク】

真夜の旅人17

 

  現像しないと分からないフィルム特有のドキドキ感がいいですよね。

 ちょっと版画に似てるかも。

 

 (つづく)

 

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銀座を行けば

 8月、真夏も真っ盛りですね。

 

 ここ最近仕事で銀座の方へよく行きます。

 銀座自体、私は学生の頃から何故か縁があって月に1回くらい行ったりしていました。

 

 銀座といえばエルメス、シャネル、ブルガリ、世界の名だたるブランドの集う高級なスポット!なんて言われていますよね。私も現にそう思ってました。

 

 しかし意外にそうでなかったんです。

 結構ただぶらぶらしてても面白い。

 お金なんかなくたって十分に面白いのです。

 

 

 まず古いお店が多いので、お店の佇まいそのものが面白い。写真バシバシ。

 次にデパートが多いので、デパートの地下で100〜1000円くらいしかなくても十分美味しいお菓子が買える。

 そしてギャラリーが多いので、ブラッと行くと面白い。もちろんだいたいタダで入れる。

 その上隠れ家的なお店も多いので開拓していくと自分だけのとっておきの居場所も見つけられる。

 

 私はビンボー学生の頃から行っていたのですが、銀座は案外そんな学生でも楽しめる奥深さがあったのです。

 

 松坂屋が今立て替え中ですが、まだ健在だったころは木村屋でパン買って松坂屋の屋上の遊園地を眺めながら、ベンチでお昼食べてたこともありました。真冬で寒くて、ベンチ冷え冷え!

 また、路地のなかの神社を見つけて「チャリーン、ガラガラン。ぱんぱん。」としたことも。かくれ神社もいっぱいあります。

 最近は三越の裏にある植物屋さん「司」で野草に触れに行き、たまに奥野ビルに遊びに行ったり。

 初めての個展、ひいひい言いながら自力で自分の作品担いで丸ノ内線に乗って、たまに知らない人に道案内したりして。

 

 銀座の夕暮れにはいろんなものがよぎります。

 

 そんな町になるなんてなあ。思ってもみなかったや。

 

 

 今週もまた行くことになりそうです。

 その時には、新しく出来た伊東屋にまた行きましょうかね!

 

 あそこのペーパーショップ竹尾は素敵ですよ!

 

 

 

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