2017年12月31日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
「え?!もう終わり!?」
2017年。本当に早かったです。本当にこんな気持ちです。
明けてからいきなり展覧会が4つあり、てんてこ舞いで2月は準備。急遽決まった3月の東武船橋百貨店個展、夢美エンナーレから岡山天満屋。
帰ってきてから月光荘小画箱展示、アートブックフェア、そして博多阪急。
忙しくて忙しくて働いていたらあっという間にいつの間にか大晦日!!という気持ちでございます。
本当に2017年は弾丸のように忙しく、そして早かったです。
でもそこには毎日毎日色々な人のお力添えがありました。
それに本当に感謝しております。
横浜美術館でお世話になる学芸員さん。利用される皆様。NHKカルチャースクールのスタッフの皆様、私の講座に通って下さる皆様。
アナタスケッチでお世話になる月のはなれの皆様。展覧会でお世話になるたくさんの方々。見にきて下さる、お手に取って下さるお客様。
いつも本作りを手伝ってくれる友。常に支えてくれる大切なひと達。
みなさんがいらっしゃるからこそ、この1年を乗り越えられたのだなとしみじみ思います。
本当にありがとうございます。
来年はまず始めに横浜の仲通りギャラリーのプチパン展に参加します!
そこから、YOUNG ARTBOOK’S FAIR_12th、2月頭に船橋東武百貨店に出展します!
もちろんアナタスケッチも銀座「月のはなれ」で致しますよ!
2018年も1月から全開で駆け抜けます!
どうぞお楽しみに!
さて、
今年最後のダイアリーにて、最後に書き残したいことがあります。
今年最も心に残った出来事です。
ちょっと真剣なお話なので、苦手な方は避けていただいて構いません。
実は、私の観劇仲間関係の方が先日亡くなりました。
本当に急なことでした。
同じ舞台が好きで、公演が終わってからも「本当に最高だった!」と仰っていて「ああ、同じことを考えている人がいらっしゃるんだな」と思っておりました。
あまりお話できなかったのですが同じ舞台、そして同じ公演が好きだったのでそれが印象的で、なんとなくつかず離れず絶妙の距離でお互いの存在を感じておりました。
本当に急なことでした。
ツイッターで体調の不調を訴えてから、それから5日後。あっという間に。
同じ空間で。同じ空気の中最高の公演を見た人が。もういないんだ。
ちゃんとお話したこともなかった方を仲間と言っていいのかわかりませんが、本当にショックでした。
その方のツイッターの記録を見ていて、「ああ。人はこんな風にいなくなるんだ。」と雷に打たれたような心がしました。
もうすぐ、新しい公演が始まるのに。
きっと見たかったよね。だって、チケット持ってたんだもんね。
まさかもう今この世にいないなんて。
だって、私より若かったでしょうに。
その方は、大好きだった公演のパンフレットやグッズと一緒に荼毘に伏されたと聞いております。天国に行かれてもそれらと共にあってほしいなと思います。
そして、どこかで公演を見守っていて欲しい。
本当に、いつか終わりが来るのです。
本当にある日急にこの世から別れなければならないのです。
そのことをこの出来事から学びました。
私が、一週間後に死んでしまったとしたらこの生き方で後悔しないだろうか。
その方が亡くなってからずっと思い続けています。
そう思うことで、その方の存在をずっと思い続けたいと思います。
陰ながらとても尊敬していた方でしたから。
あなたの呟きや絵が見れなくなって、本当に寂しいです。
来年。
わたしだってここに居るか分かりません。
でも、一週間後に死んでしまったとしても、後悔しないように生きたいです。
来年も、精一杯頑張ります。
最後に。
その方に。
本当に、ありがとうございました。
直接伝えられなくてごめんなさい。
精一杯、観劇してきます。
あなたの分まで。
2017年12月23日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
12月20日。
月のはなれ4周年記念パーティに行きました!
この日は横浜美術館の年内最後のアトリエのお仕事だったので仕事を終え、急ぎ足で銀座へ。
月のはなれは音楽家の方やお店に関わる方、そしてアナタスケッチ作家の方々が集まっての開店4周年記念パーティです!
↑ 私が辿り着いた時はもうすでにこんな感じで、温かい空間が広がっておりました。
ご挨拶から乾杯!で始まり、お店で演奏したことのある音楽家の方々が次々に現われ、美味しいお料理とお酒をが振る舞われ、テーブルごとに話に華が咲きます。
みなさん立場も年齢も様々。
編集の仕事の方や、ダンサーの方、映像作家の方、etc…
そして、それをスケッチする私のようなスケッチ作家たち(私以外のアナタスケッチ作家の皆様ともようやくお目にかかれました…!嬉しかったです!)。
それぞれ思い思いに最初見ず知らずの者同士でしたが、ぽつりぽつりと話が始まり、交流が始まって行きます。
そこに始まる音楽家の皆さんのミュージック。
月のはなれは、出来たばかりの頃行ったことがあります。
その時私はギャラリー椿での個展の準備をしていて京橋を訪れ、その帰りに銀座へ寄ったのではないかと思います。
その頃の月のはなれはまだドリンクのメニューしかなく、完全ではないまだ開いたばかりの慌ただしさが垣間みれました。
しかし、このお店独特の「もう百年前からこの町にあったかのような居心地のよさ」がありました。
「あ。このお店、ずっと来よう。」
と、そのとき心のどこかにピンと来て決めたのです。
それから合間を縫って友達と来たり、大切な集まりの時の定番の集まる場所として月のはなれに参りました。
その間私は百貨店の仕事の中で似顔絵やスケッチをする仕事をひょんなことからはじめ、だんだんそちらも伸びて行き、そして今年の3月「アナタスケッチ作家募集」の広告を月のはなれのウェブページで見つけたのです。
月のはなれは、いつ行っても「本物」の空間に出会える貴重な場所でした。
腰掛ける椅子は何年も時を経たラタンの椅子。
サーブされるお酒の味は、一口で分かる本物の味。
丁寧に作られたお料理は、眺めているだけでも心も満たしてくれる美しさがあります。そしてそれでいてお腹いっぱいに満たされる。
そして20時を過ぎて奏でられるアーティスト達の音楽。普段ステージの上の存在で、コンサートホールでないと聴けないと思っていたその音色が、手の届きそうな側で奏でられます。
そのCDでもない、レコードでもない本物の音色はそよ風のように体の奥を震わせてくれます。
見せかけではない、急ごしらえで出来てはすぐ消えていく紛い物ばかりに囲まれた現代の街の中。
ここは間違いなく「本物」が宿る場所なのです。
私はこの空間がとても好きで、その場所に内側から関わりたくてアナタスケッチ作家に応募しました。
そして今、ココに居ます。
片手にグラスを持って、乾杯をしている。
それがこの上なく心の底から幸せなに感じられました。
月光荘店主の方が、乾杯に際して仰りました。
「人生は有限です。
だから何してもいいわけじゃなくて、
だからこそ、ていねいに。」
と。
来年も、私もこの空間を描き留め続けるために来続けます。
この素敵な空間を。
ここには素晴らしい人々が集います。
色々な世界から、色々な思いや感覚や世界を持った人が。
私もまだまだ未熟ながら、そんな方々の仲間入りが出来るようにここで磨かれて行きたいと思います。
最高の夜をありがとうございました!!
2017年12月14日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
こんにちは。本日も誠にありがとうございます。
このたび、新作をギャラリーの「アートワーク(提供作品)」のコーナーで公開させていただきました。
こちらは佐賀県の伝統芸能「面浮立」で使われます「浮立面(ふりゅうめん)」を彫られる面師の方のスケッチでございます。
こたびご依頼をいただきまして描かせていただきました。
本当に楽しかったです!
ご依頼下さいました中原恵峰工房様、誠にありがとうございました。
11月まるまる使わせていただいて描かせていただきました。
普段のスケッチでは20〜40分くらいでザザザッと描いてしまうのですが、今回はじっくりと腰を据えてしっかり絵と向き合いました。
本当に勉強させていただきました…!
絵に描かれております面師の方は、佐賀県に2人しかいない数少ない面師の方だそうです。
是非皆様、佐賀県にお立ち寄りの際は、中原恵峰工房さまのところまでお立ち寄り下さいませ!
2017年12月3日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
今年も池袋の東京ミネラルショーに行ってきました!
今回は会期中一日も休みがなかったので、朝一に行って昼前に帰って来ると言う弾丸のミネラルショーでした。
でも今年もいい石がいっぱいでした〜!
まずこちら。
銀星石の標本です。
これが一番の収穫でした。
実は学生の頃から好きな石で、様々な作品に使ってきました。(カヤンの鉱石煙管とか、砂岩の姫の頭飾りとか)
ようやく現物と出会えました…!
いや、いままでも見かけていたのですが、高すぎたりビビッとくるカタチじゃなかったりして丁度いいのがなくて…!
そしてこちらも嬉しい収穫!
アクアマリンとトルマリンの原石。
アクアマリンはずっと欲しかったけれどいいのがなくて見送り続けていたところを、今日ようやくゲット!
トルマリンはよく見るとウォーターメロンになっているものと出会うことが出来ました。
周りにあるのは去年ゲットした石たちです。
そして最後はこちら。
シトリンとハーキマークリスタル。
このシトリンとクリスタルはカタチと輝きが素敵でゲットしてしまいました。
太陽のような輝きです。
今回のミネラルショーはゆっくり見れなかったのですが、その分迅速に決断を下せてスパッといい石をゲットすることが出来たように思います。
全部収めた宝石箱。
むふふ。本当に綺麗…。
こういうのを子どもの頃から作ってみたかったのです。
嬉しい。
今、作業机に置いてあります。
これを見て日々心が癒される…。
さて、今も仕事でてんやわんやです。
次の展覧会は1月のアーティストブックフェアと、横浜のプチパン展の予定です。
ヒラエスの製本が完了したら、この作品で展覧会がしたいと思っております。来年のどこかで出来たらいいですね。
では、今月も頑張ります。