2014年12月31日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
2014年も、もう後数時間ですね。
今年は皆様、どんな年だったでしょうか。
楽しいことがたくさんあった方、辛いことが満載だった方、ずっと溜まっていた想いが解放された方。
本当にたくさんの人生、世界観を乗せた地球が、あと半回転するだけで今年が終わろうとしています。
そんな中私は…。
原稿です!!
来年1月に開催する個展、アーティストブックフェアに出品する「真夜の旅人」の原稿が、あと3枚!あと3枚!!
今年のおおみそかは原稿祭りです!
でもこれ、本当にありがたいことばかりです。
震災で心にダメージを受けていた時は、描きたくても描けなかったので…!
12月のはじめ、すこし辛かった心境をこちらで吐露しましたが、最後の最後で天は思いも寄らないプレゼントをくれました。
ようやく、前に進める日が来ました。
来年は「エスムルブ紀行文」の本編を始めたり、「真夜の旅人」をきちんと描き上げたいと思います。
そして南十字星を見に行ったり、たくさんの世界を開拓できれば…。
しかしその前に、2015年の1月は目白押しなんです!
1月10日からbeci cafeさんでの個展、1月16日からは水戸京成百貨店さんでの展覧会、そして時を同じくして、紀伊国屋書店南口店さんでは毎年恒例のYOUNG ARTIST’S BOOKS FAIR_9th。(近日中NEWS欄にて詳細公開致します。)
これらに参加させていただきます。
今日の夜も、出品作品の制作です。
よろしければどうぞ遊びにいらして下さいませ!
特にbeco cafeさんでの個展の「トークイベント」は、まだご予約承っております。
本年は、私安井春菜を様々なところで支えて下さいまして誠にありがとうございました。
どうか来年も、よろしくお願い致します!
2014年12月31日 カテゴリー:漫画 コメント:コメント:0
「真夜の少年」が現われた、その次の朝。
セリフがまだ入ってませんが、年明けにきちんとしたものをアップしますね。
(つづく)
2014年12月27日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
大分日が経ってしまいました。もう年の瀬です。
更新していない間ダイアリーにお越し下さいました皆様誠に申し訳ございませんでした。
何をしていたかと申しますと、これです。
来る1月10日からのbeco cafeさんでの個展に向けて、展示販売する本の製本作業です。
今回の個展では初!いままで制作した物語をほとんどすべて展示販売致します!
特に「エスムルブ紀行文1」や、現在唯一イナフエの登場する「あの人に この話を。」はページ数が膨大すぎるためにホームページでは公開出来ていないため、このような展覧会でしか皆様にお届けが出来ておりません。
ここ数年制作をしていなかったのですが、今年ポルトガルからのお客様からのご注文があったので「あ、やっぱり読みたい方がいらっしゃるのだ。」とまた制作を決意いたしました。
この本は本当に印刷が大変なので、たくさんは作れないのですが、展覧会の際はお手に取っていただけると幸いでございます。
そんなこんなで現在いつも本の印刷で使っているプリンターと私とでエンジン全開、怒濤の製本作業を繰り広げているところです。
連載している真夜の旅人もこの展覧会を皮切りに、紙の本として製本し皆様にお披露目をするつもりでございます。(あと4枚原稿を描かねば…!)
ではでは本日も製本いたします〜!
2014年12月1日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
久しぶりに雨が降っている。
12月になり、いろいろなことを想う。
いろいろなことが変わった。
信じられないくらい、いろいろなことに巡り会った。
去年の今頃とは比べ物になれないくらい、自分の心も好転したし、たくさんのものを貰った。
去年の今頃は、もっと暗かった。見えた世界が。
とにかく頑張る頑張るを繰り返していて、気持ちを表現する事に怯えていた。
頑張ることで自分の心にフタをした。
私のなかには、自分でもどうしようも出来ないケモノがいることを私は知っている。
気持ちを表現することはそのケモノを解き放つことだ。
だから本当の気持ちをそのままに表現すると、きっとそばにいるひとの心を傷つけてしまう。それも残酷に。
だから黙っている。
ケモノが暴れ回るのを、じっとこらえている。
それをちゃんと解き放つことが出来るのは、絵を描くときだけ。
「絵」は。
「芸術」は。
どんなにそれが残酷なケモノでもそれを受け入れてくれるところなんだと。
それを知ったのも今年だ。
雨が降っている。
私は不意に泣きたくなる。
もうすぐ4年になる。
4年になるというのに。
私は、ちゃんと泣いたことがない。
失ったこと、さよならしたこと。
ちゃんとあの場所で泣かなかったばっかりに。
あの町の風景が。思い出が。
海よりも津波よりも大きいケモノとなって。
私の心の中を暴れ回る。
口を開けても乾いた泣き声しか出ない。
じくじくとした心の痛みは、決して涙に変わらない。
それなのにどんどんどんどん世の中に置いていかれるようで。
この雨のように泣くことが出来たら。流すことが出来たら。ちょっとはよくなるのだろうか。
前に進むってなんなのだろうか。
でも4年経とうとしてわかるのは、苦しんで苦しんでなんとか耐え忍んで生き抜いているその最中に、その心はたしかに大きく深くなっているということ。
その心は誰かを抱きとめるためにあるのだろうか。
信じられないくらい、今年は変わったよ。
来年は、どんなふうに変わってるかな。きっと予想も出来ないことが待っているんだろうな。