2015年3月29日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
長かったニューヨーク紀行文も今回で最後になります。
最後は、私がニューヨークにいた時にホテルで描いていたスケッチからお送り致します。
まずはこれです。
ニューヨーク気になる着てる物紀行!(クリックすると大きくなります。)
ニューヨークは3月上旬常に気温は−8℃〜14℃という気温で、ハッキリ言ってめちゃめちゃ寒いのですが、室内は超あったかかったです、
なので、上着に分厚いコートやジャケットを羽織っていても、中身は薄着という方がほとんど。ということで、上の黒人のお兄さんのように半袖の人もいるくらいでした(むしろこのお兄さんは代謝がいいのか?)。
地元の人、いわゆる「ニューヨーカー」な人は服は「自分が気持ちよければいい」という哲学を持っているのかファッションはとてもシンプル。それぞれが着心地のいい服装をしているように見えました。
中でも一番気を引いたのがこのトレンチコートの後ろ姿の少年。
7〜8歳くらいの子だったのですが、もういっぱしの大人顔負けなトレンチコートを纏って父親の後を追っかけているのでした。
私は実を言うと子どもの頃からいわゆる「子ども向け」なものが苦手で、日本の飾り立てられた子供服がどうしても趣味に合いませんでした。子どもでも大人のような本物が着たい、持ちたい。と思っていた私にとって、あのトレンチコートは非常に洗練されて見えました。
小さい頃にああいうのあったら着たろうなあ。
では次!
デリのおじさん。&デリの紙袋とカヤン一行。
6日目にアッパーイーストサイドをうろうろしている時に入ったジュース屋の思い出メモです。このジュース屋では注文した後に何とその場でフルーツを絞ってジュースにしてくれるんですよ!さすがセレブの町のジュース屋。
ニューヨークではお持ち帰りは「TO GO」。テイクアウトとは言わないんですね。(ちなみに、その場で食べていく時は「Stay here」。お店の人が大抵「Stay here or to go?」と聞いて来るのでそれに応じてどっちか答えればOKでした。)
そんなTO GOな人が本当に多く、みんなお昼などはデリ、カフェ、そういうお店で買ってTO GOで持って帰るようです。
よく映画とか見てると出てくるあの茶色い紙袋がその包み紙!本当にあるんだ〜!と思いながら見ておりました。
ちょうどカヤン(下部中央の男性)が抱えてるようにランチを抱えて帰る人々。
あの紙袋を小脇に抱えて道を歩く人を見かけると「おお〜!ホントに外国に来たんだなあ!」と嬉しくなってしまう瞬間でした。
カフェと言えば今このカヤン(右の人物)が食べてるコレ!
どこのカフェやデリに行っても必ずと言っていいほど置いてあったクッキーらしきもの。
すごい気になりました。食べてみたかったのですがなんとも節約せねばならない身。手が出ませんでした(クッキーごときで・泣笑)。ですがこの後…(後述)。
そして左の女性。実は実は写真でも一回登場しております。
ブルックリンのスーパーマーケットですれ違ったのですが、なんとも優しげで可愛らしい方でした。
あまりにも印象深かったので思わず描いてしまったのです。
おそらく図書館の事務の仕事をしていて、ベジタリアンっぽい…。机の上は整理されていて、人の気付かない部分も何気なく手入れをして周りにいる人を思いやっていそうな人だなあ。そしておそらく趣味は犬の散歩や本を読むこと。パッチワークもしているかもしれない…。
と、半ば自分の作品に描くならこんな人、みたいな妄想を働かせるのでした。(大体登場人物を考える時はそういう感じなのでした・笑)
そうこれ!
今回のニューヨーク旅行では「これだ!」という自分の場所を発見出来たことも大きな財産でした。
ひとつは「バーンズ&ノーブル」のオリジナルノートブック。
これはこのお店がオリジナルで出しているらしいノートブックなのですが、表紙の革の表情。中身の紙の色、質。もうデザインが「こ、これだ!!」というほどドンピシャだったのです。
「これは!これぞ想像していた通りのカヤンの手帳!」
他にもすごいのがいっぱいあったのですが、予算の都合で買えませんでした。
ぐぐぐ…、絶対次行った時はゲットするぞ…!
そしてもうひとつは「パピルス」のポストカード!
ニューヨークはグリーディングカードを送り合う習慣が強いため、どこに行ってもカード売り場は豊富でした。そのなかでもこちらはデザイン生に優れたカードがたくさん!
中でも箱に入ってるレターセットもたくさんあって、それが日本では全然見かけない優れたものばかり。
こちらでも一箱買ったのですが、まだまだ使いたいとてもいいカードがいっぱい。こちらも次来た時は絶対行きたいお店です。
最後にこちら!
このお菓子、その名を「Black&White Cookie」」(そのまんまじゃん!」というクッキーでした。
そうマンハッタンでは食べられなかったのですが、なんとこのクッキー空港でも売っておりました。
それがこれ。
こっちは。ミニサイズ。
ホンモノ(カフェとかで売ってるヤツ)はもっと大きく手の平ほどあります。
まさに彼がかじってるくらいの大きさ。
帰ったらきっと食べれない、と思って、空港の売店で買って食べました。
…。
こ、これは…!
激あまだ!
黒い部分はチョコなのかと思いきや、チョコではなくどっちかというと黒いクリーム。白い方はアイシングのよう。何よりも特筆すべきは生地の堅さ!
や、柔らかい!
クッキーというよりケーキのようだ!
コーヒーとよく合う!
なるほどこのお菓子がどうしてカフェやデリでよく売られているのか分かりました。
激甘でしたが、不思議とまた食べたくなる味。
うん。これは次ニューヨークに来た時はカフェだ。カフェで食べてみよう。
こうして振り返ってみると、まだまだやってみたいことやっていないことがたくさんあるのがわかりました。
旅というものは、時が経ってじわじわとその人に影響を与えます。
この旅で受けた影響が作品に反映されるまでしばし時間がかかるかもしれませんが、きっと大きく私の作品を変えるでしょう。
さて、ニューヨーク紀行文はこれで最後となりました。
長くなりましたがいかがでしたでしょうか。
またどこかに出掛けました折りにはまたレポートなどしてみたいと思います。
今までお読み下さいました皆様。誠にありがとうございました!
(ニューヨーク紀行文 おしまい)
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