2015年3月29日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
長かったニューヨーク紀行文も今回で最後になります。
最後は、私がニューヨークにいた時にホテルで描いていたスケッチからお送り致します。
まずはこれです。
ニューヨーク気になる着てる物紀行!(クリックすると大きくなります。)
ニューヨークは3月上旬常に気温は−8℃〜14℃という気温で、ハッキリ言ってめちゃめちゃ寒いのですが、室内は超あったかかったです、
なので、上着に分厚いコートやジャケットを羽織っていても、中身は薄着という方がほとんど。ということで、上の黒人のお兄さんのように半袖の人もいるくらいでした(むしろこのお兄さんは代謝がいいのか?)。
地元の人、いわゆる「ニューヨーカー」な人は服は「自分が気持ちよければいい」という哲学を持っているのかファッションはとてもシンプル。それぞれが着心地のいい服装をしているように見えました。
中でも一番気を引いたのがこのトレンチコートの後ろ姿の少年。
7〜8歳くらいの子だったのですが、もういっぱしの大人顔負けなトレンチコートを纏って父親の後を追っかけているのでした。
私は実を言うと子どもの頃からいわゆる「子ども向け」なものが苦手で、日本の飾り立てられた子供服がどうしても趣味に合いませんでした。子どもでも大人のような本物が着たい、持ちたい。と思っていた私にとって、あのトレンチコートは非常に洗練されて見えました。
小さい頃にああいうのあったら着たろうなあ。
では次!
デリのおじさん。&デリの紙袋とカヤン一行。
6日目にアッパーイーストサイドをうろうろしている時に入ったジュース屋の思い出メモです。このジュース屋では注文した後に何とその場でフルーツを絞ってジュースにしてくれるんですよ!さすがセレブの町のジュース屋。
ニューヨークではお持ち帰りは「TO GO」。テイクアウトとは言わないんですね。(ちなみに、その場で食べていく時は「Stay here」。お店の人が大抵「Stay here or to go?」と聞いて来るのでそれに応じてどっちか答えればOKでした。)
そんなTO GOな人が本当に多く、みんなお昼などはデリ、カフェ、そういうお店で買ってTO GOで持って帰るようです。
よく映画とか見てると出てくるあの茶色い紙袋がその包み紙!本当にあるんだ〜!と思いながら見ておりました。
ちょうどカヤン(下部中央の男性)が抱えてるようにランチを抱えて帰る人々。
あの紙袋を小脇に抱えて道を歩く人を見かけると「おお〜!ホントに外国に来たんだなあ!」と嬉しくなってしまう瞬間でした。
カフェと言えば今このカヤン(右の人物)が食べてるコレ!
どこのカフェやデリに行っても必ずと言っていいほど置いてあったクッキーらしきもの。
すごい気になりました。食べてみたかったのですがなんとも節約せねばならない身。手が出ませんでした(クッキーごときで・泣笑)。ですがこの後…(後述)。
そして左の女性。実は実は写真でも一回登場しております。
ブルックリンのスーパーマーケットですれ違ったのですが、なんとも優しげで可愛らしい方でした。
あまりにも印象深かったので思わず描いてしまったのです。
おそらく図書館の事務の仕事をしていて、ベジタリアンっぽい…。机の上は整理されていて、人の気付かない部分も何気なく手入れをして周りにいる人を思いやっていそうな人だなあ。そしておそらく趣味は犬の散歩や本を読むこと。パッチワークもしているかもしれない…。
と、半ば自分の作品に描くならこんな人、みたいな妄想を働かせるのでした。(大体登場人物を考える時はそういう感じなのでした・笑)
そうこれ!
今回のニューヨーク旅行では「これだ!」という自分の場所を発見出来たことも大きな財産でした。
ひとつは「バーンズ&ノーブル」のオリジナルノートブック。
これはこのお店がオリジナルで出しているらしいノートブックなのですが、表紙の革の表情。中身の紙の色、質。もうデザインが「こ、これだ!!」というほどドンピシャだったのです。
「これは!これぞ想像していた通りのカヤンの手帳!」
他にもすごいのがいっぱいあったのですが、予算の都合で買えませんでした。
ぐぐぐ…、絶対次行った時はゲットするぞ…!
そしてもうひとつは「パピルス」のポストカード!
ニューヨークはグリーディングカードを送り合う習慣が強いため、どこに行ってもカード売り場は豊富でした。そのなかでもこちらはデザイン生に優れたカードがたくさん!
中でも箱に入ってるレターセットもたくさんあって、それが日本では全然見かけない優れたものばかり。
こちらでも一箱買ったのですが、まだまだ使いたいとてもいいカードがいっぱい。こちらも次来た時は絶対行きたいお店です。
最後にこちら!
このお菓子、その名を「Black&White Cookie」」(そのまんまじゃん!」というクッキーでした。
そうマンハッタンでは食べられなかったのですが、なんとこのクッキー空港でも売っておりました。
それがこれ。
こっちは。ミニサイズ。
ホンモノ(カフェとかで売ってるヤツ)はもっと大きく手の平ほどあります。
まさに彼がかじってるくらいの大きさ。
帰ったらきっと食べれない、と思って、空港の売店で買って食べました。
…。
こ、これは…!
激あまだ!
黒い部分はチョコなのかと思いきや、チョコではなくどっちかというと黒いクリーム。白い方はアイシングのよう。何よりも特筆すべきは生地の堅さ!
や、柔らかい!
クッキーというよりケーキのようだ!
コーヒーとよく合う!
なるほどこのお菓子がどうしてカフェやデリでよく売られているのか分かりました。
激甘でしたが、不思議とまた食べたくなる味。
うん。これは次ニューヨークに来た時はカフェだ。カフェで食べてみよう。
こうして振り返ってみると、まだまだやってみたいことやっていないことがたくさんあるのがわかりました。
旅というものは、時が経ってじわじわとその人に影響を与えます。
この旅で受けた影響が作品に反映されるまでしばし時間がかかるかもしれませんが、きっと大きく私の作品を変えるでしょう。
さて、ニューヨーク紀行文はこれで最後となりました。
長くなりましたがいかがでしたでしょうか。
またどこかに出掛けました折りにはまたレポートなどしてみたいと思います。
今までお読み下さいました皆様。誠にありがとうございました!
(ニューヨーク紀行文 おしまい)
2015年3月28日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
春がやって来ました。
桜が咲いています。
この間仕事で川越に行って来ましたが、見事な菜の花と桜が咲いていました。菜の花、好きです。桜、好きです。花粉症でなかったらピクニックにでも行きたいです。
さあ、長かったニューヨーク紀行文もいよいよ帰国!そのお話をして参りたいと思います!
朝が来る。
ニューヨークの朝午前7時。
8日目の今日はブルックリンの本屋さんで最後の片付けです。
うららかな陽気のブルックリン。
このあたりはのんびりとしたエリアでした。
春ですね〜。
この道を真っ直ぐ歩いて右折すると今日の目的地が見えて来ます。
こちらがその目的地、「ブックコート」!
親子連れも多い可愛らしい本屋さんです。
ここが今回の最後の展示場所だったので、お片づけに入ります。
中はこんな感じ。
広々しております。ニューヨークの本屋さんは図書館のように座り込んで読み物をしたり勉強をしたりしている人が多いです。
だから本屋さんが愛されてるんですね。
日本にもそういう本屋さんがあればなあ。
それはさておき片付けです。
うおりゃああああ。
… … …。
ふう、これで完了です。
無事に日本の作家さんに届きますように!
さあ〜!
これで全仕事がおしまいです!
最後にカフェで一服。
『おつかれさまでーす!』
本屋さんの比較的すぐそばのカフェで一服!
カップが(やっぱり)デカイ!
これはおそらくメニューでは「CUP OF COFFEE」ではないでしょうか。とすると、2$50セント。
当時1$120円くらいだったので日本円にして300円!
凄い盛りのよさ…。そしてアメリカンな薄さでカフェインに弱い私にはベストマッチ。
店内①。おっしゃれ〜。
店内②。天井高い!
居心地のいい店内はホッと出来ました。
このビンのお菓子も気になるなあ〜!
さあ、帰宅…、もとい、ホテルに帰って来ました。
カフェではコーヒーだけだったのでラーメン(現地で買ったマ◯ちゃん)でお昼です。(今回の旅の主食はやぱりこれでした(笑)
ああ…、とうとう終わってしまったなあ。これで明日にはもう帰るんだなあ。
中庭の空を見ながらそんなことを考えておりました。
本当は来るまでとても不安だったのです。
「この旅を行って帰って来たらスカンピンになっちまうな〜…。」と、友人にこぼしていたこともありました。
実際、私も活動費が潤沢にある訳ではありません。いつもやりくりしてなんとか回している状況です。実際、この旅での資金、行って帰って来る費用分で個展だって開けます。
それを充てこんで次の活動ではどうするか…。ちゃんとやれるのか?そんなことばかり考えておりました。
ですが今回の旅は、本当に払ったお金よりももっとたくさんのものを貰ったのです。
この旅で出会ったホテルの同室のルームメイトさん。彼女からは「自分が出来ないと思っていたことも誰かと一緒なら出来る」ということを教わりました。
ニューヨークにお住まいになりながらアーティスト活動をしている先輩アーティストのみなさんとも知り合えたのも大きな財産でした。
先立ってこちらにお書きしたこちらに住む友人や、9年も見続けて下さったファンの方。
来なかったら彼らとは知り合うことも出来ませんでした。
そして何よりこっちで出会えたいろいろな人。
皆さんとの思い出が、いつか時の地層の中で濾過され、流れ出る湧き水のように作品になっていく。
そう思ったら、本当に来て良かった。
そんなことを考えておりました。
それは本当にお金以上の大切なものです。
その晩、ホテルの冷蔵庫を一掃するために特製ディナータイムが催されました。今回の展覧会メンバーでディナーです!
見て下さいこの美味しそうなターキーのウィング!
同室のルームメイトさんが作ってくれました。
野菜炒めにトマトスープ。デザートはカボチャの砂糖煮込みです。
イッツ・ディナータアァァァァイム!!
ごちそうさまでした。
さあ、いよいよ帰国です。
ここからタクシーに乗って空港まで。
見慣れた風景ともここでおさらばです。
9日間ありがとうね。
また来るかどうかは分からないけど楽しかったよ。
ありがとうニューヨーク。
まだまだ行ったことのないところ満載で行きたいところばっかりだけど、とりあえず今日は帰るよ!
またいつか!
さあ…。そんなこんなで最後の日は終わります。
この後無事に空港に着き、いろいろありながら飛行機に乗り、14時間かかって日本にたどり着いて長かったニューヨーク紀行は終わりを迎えます。
これで最終回…、と言いたいところですが!
まだ次回、最後の「ニューヨークスケッチ集」が残っております!
ということで、次回はその私がニューヨークで描きためたスケッチの一部をレポートして終わりたいと思います!
日本に着いたらひとまずこれだ。紅茶花伝。
ではまた次回に〜!
(つづく)
2015年3月24日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
こんにちは。
風邪が治ったら今度は代わりに普通の花粉の症状が出て来ました(泣)。
さてさてニューヨーク紀行文も終盤に差し掛かって来ました。
今日は「アッパーイーストサイドぶらぶら」編と「紀伊国屋書店片付け」編の2本立てでお送りして参りたいと思います。
では、参ります。
今日もここから定点撮影。晴天のニューヨーク。
空気は確実に冬から春に変わって来ました。
これは昨日買って来たパンです。
もっちり柔らかいイタリアンブレッド(と袋に書いてありました。)。
美味しかったです。
さあ、今日は昨日アクティブに行動したのでゆっくりめに旅することにしました。
マンハッタンのやや右上付近、アッパーイーストサイドへ日本に帰った時のおみやげを買いにいきます。
アッパーイーストサイドはセレブ御用達の店が点在するスポット。
そんなせいか、町並みはやや上品な気が。
途中疲れてデリに。こちらそのデリのサンドイッチ!
チキン、パプリカ、他よく分からないけど大変具沢山な中身にほんのりマスタードが効いていてピリッとして美味しいの!
私がどうしてもダメなキュウリ的なものも入っておりましたが割とぺろっと食べれてしまいました。
おみやげを買い、町をぶらぶら。
ニューヨークではいたるところで新聞を売っておりました。ニューヨークの風物詩ですね!
アッパーイーストサイドからかなり南下してミッドタウンまで来ちゃいました。
ミッドタウンの街角でストリートパフォーマンスに遭遇!
見事なダンスを見せる若者たち。
自分の体ひとつで芸を見せてお金を稼ぐという生々しさ。何だか親近感が湧いて来ます。
明日は私たちのブックフェアも片付けだなあ。
帰りがけにスーパーへ。
今度はこういうデッカイやつも食べてみたい。
こういうのは大人数で来なくちゃだめだな(笑)。
おはようございます。
とうとう7日目です。
これから紀伊国屋書店へ向かいます。
再び来ました紀伊国屋書店!
これでブックフェアの搬出作業を済ませれば、私たちがニューヨークへ来た目的を果たせます。
片付ける前に。
こちらが、今回のフェアー全体の風景です。
壁一面、アーティストブック。
全体図その②。
お越し下さいました皆様誠にありがとうございました!
さあ!片付け開始です!
こちらで、日本に送り返す準備をして参ります。
作業は1日ぶっ通しなので、あっという間にお昼。
いつもならどこに行こうかお昼に迷うのですが、この紀伊国屋書店、実はとてもいいものがあるのです…!
じゃーん!それがカフェベーカリー「ザイヤ」!
なんと本屋さんの2階にパンやサンドイッチやお弁当を売っているカフェがあるのです。
5年前にニューヨークに来た時もよくここでパンを買って食べてました。これが美味しいんですよ!ちなみに、電子レンジもあってお弁当はアツアツのご飯も食べれます。
私は何を買ったのかというと…。
カツ丼!一週間振りの米〜!!
若干カツがかたかったけどそんなの気にしない!
美味しくいただきました。
さて作業の方も順調に終わり、20時に終了予定が大分早く終わりました。
明日もまた別の会場の片付けがあります。
それが終わったらいよいよ帰国の準備。
現地の友達と別れねばなりません。
ゆっくり会えるのは今日が最後。
積もる話もあって、ゆっくり食事をしながらお話ししようとなり、彼女のとっておきのお店に案内していただきました。
ここも美味しかった…!!
気が付いたら3時間もぶっ通しで会話を続けておりました。
今回のニューヨークの旅は、本当に彼女がいてくれたおかげで楽しい旅になりました。
現地に精通する友達がいることはどれだけ心強いことでしょう。
前向きな気持ちで過ごすことが出来たのも、そのような友達がいてくれたおかげです。
ニューヨークと東京は遠い。
次また直接会える日は分かりません。
でも、次はきっと彼女を尋ねに、ブックフェアのフォローや仕事抜きにしてニューヨークへいきたいと思います。
外へ出たら天気は雨に変わっておりました。
私たちが来た時は雪だったのに。
いつの間にか季節が変わろうとしていました。
次回はニューヨーク紀行文、とうとう帰国編までお送り致します!
(つづく)
2015年3月19日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
こんにちは。
昨日は本当に暖かかったですね。
昨日とうとう春を告げるあのムラサキダイコンの花を見つけて心が躍る心地でした。
さて、今日は4日目。そろそろ体が一休みしたい頃。
前回イーストビレッジ探索と書きましたがその前にブルックリンに行ったんでした(笑)。
と、いうことで、この日は体を慮り予定はあまり入れないで、現地の友人が参加しているウィリアムズバーグのWAHセンター(ワーセンター)に展示を見に行くことにしました。
初!ウィリアムズバーグ探索です!
ブルックリン。ベッドフォードAv.
「建物が低い!」
マンハッタンの摩天楼ばかり見ていた私にとってこの景色はとっても新鮮でした。
当初初めての場所で道の感覚が掴めずしばらく迷って右往左往。
すると何ということでしょう。
何と偶然にも道の向こうから現地の友人当人そのひとたちがやって来るではありませんか!
なんという偶然。嬉しい偶然。
嬉々として合流し、WAHセンターまで案内していただくことに。
道中お昼ご飯を買いにベーグル屋さんへ。
わ〜!夢だったんですニューヨークのベーグル!
実を言うと筆者はベーグルが大好きなんですけど、5年前にニューヨークに来た時はメニューも読めないし言葉もカタコトもいいところで本場のベーグル屋さんでオーダー出来なかったんです。
それが今回は現地の友の方らが代理でオーダーして下さって…!
夢いっこ叶った…!!わあああああ////!
本当にありがとうございました。
ところで、この写真の右上にあるベーグル、凄くないですか。虹色ですよ。レインボー。
2日前に予約すれば作ってくれるそうですよ。
一体何を入れればこんな色になるんでしょうか。
来ましたWAHセンター!
建物そのものが歴史的な価値のあるもので、中にあるものも相当古いアンティークな空間。
そんななかに繰り広げられる作品たち。
いやあ。すごくクオリティの高い、いい展示でした。
一昨日見たチェルシーの展示にも引けを取らない。
やっぱり来て良かったなあ〜。
さてさて、ここでさっき買ったベーグルでお昼ご飯です。
ガイドブックには「日本のベーグルは総じてソフトだけど、ニューヨークのべーグルは身が詰まってる」とあって、ずーっと味を想像していたんですが、ついに現実に。
ちょっと緊張しながらパンに歯を立てます…。
… … …。
こ、これは…!
最初、ベーグルに歯が立たなくて、思いっきり顎をつかってぐっと咬み砕きました。
その時の「バリッ」という感覚と言ったら!
いやあ美味い!
確かに身が詰まってます!しかも日本と全然違う、本当に食べ応えあるしっかりした生地。噛めば噛むほど味が出ます。
しかも具はスモークサーモンとクリームチーズ…。黄金じゃないですか!
も〜本当にごちそうさまでした…!
ああ…。夢の時間が終わってしまった…。あっという間だったなあ…(また買えばいいだけの話だが)。
さて、今回のニューヨーク滞在では本当に嬉しい出会いがいくつもあったのですが、この日はその最たることがございました。
私はかれこれ9年間ずっとこのブックフェアに参加し続けて、ニューヨークに本を展示販売していたのですが、今回なんとその9年前からずっと作品を買い続けて下さった方と奇跡的に繋がりをいただき、お会いすることが出来たのです。
この日は実はその方もご同行してくださり、帰りがけにカフェで歓談させていただきました。
可愛らしい地元カフェ!
こちらでラテとカップケーキ(!)をいただきました。
カップケーキの美味しかったことと言ったら!
意外と日本人好みな、ふんわり軽く控えめな甘さで美味しかったです。
それにしても本当にそんな方がいらっしゃるなんて…。
普段ニューヨークに作品を出品している時は、本当に自分の作品が買ってもらえるのか、受け入れてもらえるのか心配でいっぱいでした。全然売れなくて駄目なのかなあと思ったこともありました。
でもその方は私が覚えていなかったくらいずっと昔の作品も持っていて下さってました。
まさか。こんな方がいらしたとは。それも異国、ニューヨークで。
普段見て下さっている方とお会いすることが滅多にないですし、そのようなレスポンスが目に見えることも滅多にないので、このことは奇跡としか言えません。
予想もしていませんでした。
こんなに嬉しいことはありません。
ここでは言葉にならないくらい、人生のプレゼントです。
本当にこの巡り会いをいただいて感謝。感謝です!
これからも頑張ります!
帰り道、素敵な出会いをいただいて、ニューヨーク探索はまだまだ続きます。
大好きなウィリアムズバーグ・ブリッジを添えて。
次回はニューミュージアム探索です!
(つづく)
2015年3月22日 カテゴリー:日記 コメント:コメント:0
こんにちは。
今年の花粉は風邪っぽいですね。でもおかげで今年は鼻詰りには悩まされません。いいのかわるいのか(笑)。
さあそんな花粉がなんにも関係なかったころのニューヨークのお話の続きです!
今日はイーストビレッジを中心に歩きブルックリンまで足を伸ばした5日目のお話です。今日が一番最長のお話しになります。
では、どうぞ!
泊まってたホテルの近く。
アッパーイーストサイドの近くのイーストハーレムな場所です。道は広いのなんの!
路駐も多いのなんの!
今日はどうしても「ニューミュージアム」に行きたくて、まずニューミュージアムに行ってから、自分たちの作品が展示販売されているSt.Mark’s Bookshopのあるイーストビレッジに向かい、またブルックリンに行くことにしました。
グリーンラインのサブウェイでいざ!ダウンタウンへ!
来ましたニューミュージアムです!
今回ニューヨークに行くにあたって先輩からとてもオススメされたポイントで、どうしても行ってみたかったのです。
いや、本当はここに至るまでにいろいろ迷ったり歩き回ったりしたんですが…(笑)。
何はともあれ中に入ります!
入場料が大人(ジェネラル・アドミッション)16$。学生10$。これは、お、手、ご、ろ。
入り口で大きな鞄や上着をあずけます。
階上へ向かうエレベータに乗り込んで、今扉が開きます!
うおおっ。
一瞬本物の人間かと思いました。アートですね。
この日は30〜40代の若いアーティストたちの展覧会が開催されておりました。
ここから、ちょっと気になった作品たち。
何らかのコンセプトを体現するために書かれたスケッチたちの作品。作品も素晴らしいのですがこうして見返してみるとこのおじさまもダンディーで素敵ですね。
なんかオシャレ。
気持ちいい感じに配置されている作品たち。壁もまたオシャレですね。
水槽の作品。
これ、中生きてるんですよ!イソギンチャクが!
うねうね。
本物です…。
これも面白かった!
「何してんだ?」
というような写真ですが、これはじつはお客さんが特別なゴーグルをかけているところです。
そのゴーグルをかけると、何も無いところにバーチャル空間のモノクロの森林が現われる!という作品なのです。ドキドキでした。かけてる人を周りから見ていると若干おもしろいのですが。
ニューミュージアムは7階まであり、(確か)1階はロビー、カフェ、ミュージアムショップ。2〜5階展示室。6階に何かの教室があり、7階はスカイルーム。つまり、展望台です。ということで7階へ向かいました。
ヒュー!
眼前に広がるのはロウアーマンハッタンの摩天楼です!
スカイルームはバルコニーに出られて、そこはもう春間近なニューヨークの乾いた風が強く吹き付けておりました。ポンチョがバタバタ。
お〜面白かった!見応えがありました。メトロポリタンともMoMAとも違う視点で作品が楽しめました。オススメします、ニューミュージアム。
さあ、次は自分たちの番です。
イーストビレッジはSt.Mark’s Bookshopに向かいます。
… … …。
しかしその前にお腹空きました。
マクドナルドでお食事です。
初!アメリカでマクドナルド(!)!
チーズバーガーセットを頼みました。
ハンバーガーとポテト、味は意外にも日本とそんな変わらない。普通に美味しい。
しかし特筆すべきはこの飲み物の大きさ。
デカイでしょ!!
これで7$くらいでした。
あとこれ、箱が結構可愛かったです。
ここはやっぱり違いますね〜。箱はボール紙チックでした。中を開くとなかにもプリントがあったりするものもあるのでした。
さあ!イーストビレッジへ向かいます。
イーストビレッジは日本料理屋の多いスポットでもあります。
なので、道を歩いていると知ってる漢字が出て来ることも(漢字自体ニューヨークではそんなに見ないので、見るとちょっとホッとしますね。)
イーストビレッジの植物屋さん。たまらない。この雰囲気。
歩いているとこんなのを見つけました。
うなぎよりも気になるのは「アボ天」。
アボカドの天麩羅?
美味しいのかなあ。食べてみればよかった!
さて、ここから展示会場の本屋さんへ向かうのに相当ウロウロしました。
というのも実はSt.Mark’s Bookshopは移転していて、それを知ってはいたのですが、古い地図を使って歩いていたのでいつまでも本屋さんが見つからなかったのです。
道々人に道を聞きながら正確な場所へ…。
あったー!St.Mark’s Bookshop!ようやく発見です!
オシャレな店内の片隅に発見です。私たちのブース!
いろんな人に読まれてよれよれになった私の本。
こちらの本屋さんでは本が売れておりました…!うおお、あ、ありがとうございます!
いや〜。よかったよかった。
ゆっくりのんびり町に戻ります。
心なしか風も緩んだ穏やかな昼下がりの町。
友達をお迎えにブルックリンへ向かいながら、帰りに買い物をしにいきます。
わー!美味しそう!
ここはブルックリンのちょっといいスーパーのようです。日本で言うところの成城石井的な?
実を言うとホテルそばのスーパーで買った安価なパンがあんまり美味しくなかったため、ここへ来れてラッキーでした!朝ご飯に食べるパンを購入します。
お外には飼い主を待つ犬たちの姿が。(ニューヨークって犬飼ってる人多い気がします。)
待ってる犬さんと微笑むガラスの向こうの女性。
ほのぼのしますね〜。
「君も誰かを待っているのかい?」
うん。
時刻はすっかり夕闇の18時。
今日の踏破距離12キロ…。
歩きました。
もう今日でニューヨーク滞在も折り返しです。あとはブックフェアの片付けをして帰国するだけ。
だんだんニューヨークの空気が名残惜しくなって来る夕方なのでした。
次回は6〜7日目「アッパーイーストサイド&紀伊国屋書店片付け」の回です!
(つづく)